「作業」を捨てて「表現」に生きる。写真家リョウがLuminar NeoのAIレタッチを選ぶ理由

デジタルカメラの性能が飛躍的に向上した現代において、
写真のクオリティを決定づけるもう一つの重要な要素が、
レタッチ(現像作業)」である。

とはいえ、

「理想の世界観を表現したいのに、一枚一枚の編集に時間がかかりすぎる」

と悩む写真家志望の人は少なくない。

僕が普段、作品制作のプロセスで愛用している
Luminar Neo』というソフトは、単なる便利なツールという枠を超え、
自分の写真表現のあり方そのものを支える相棒と言える存在だ。

今回は、僕の代名詞でもある
“シネマティックな世界観”がどのように作られているのか、
そして、なぜプロとして活動するために「現像作業の効率化」が必要なのか。

その裏側にある、僕なりの思想を共有しておこう。

なぜ、今「作業」を捨てるべきなのか

写真家を目指す上で最も重要であり、
かつ限られた資源となるのが「時間」だ。

撮影に出かけ、新しい光に出会い、
インスピレーションを磨く。

クリエイティブな活動にこそ、
最も時間を割くべきではないだろうか。

しかし現実は、パソコンの前に何時間も座り、
複雑なマスクを手動で切り、
地道な微調整を繰り返す「作業」に追われてしまいがちだ。

その結果、本来一番大切にするべき
「どんな世界観を表現したいか」という思考が、どんどん遠ざかってしまう。

僕が『Luminar Neo』を選ぶ最大の理由がここにある。

「作業」という時間を極限まで削ぎ落とし、
直感的なスピードで、理想の絵作りに辿り着ける。

AIが被写体や背景、空、光を自動で認識してくれるため、
技術的なルーティンから解放され、“表現”という本質にだけ集中できる。

クリエイティブな時間を生み出す、効率化のルーティン

プロの現場において、
スピードは表現の幅を広げるための強い武器である。

僕が実践している効率化は、決して手抜きではない。

自分の世界観をぶらさずに、
作品を量産するためのシステム構築でもある。

作家がこれを聞くと、「作品には時間をかけるものだ」と言うだろう。

しかし僕が言いたいことは、
毎回、同じ下地づくりの作業に時間をかけて、
自分の世界観を出す前に疲弊しないための工夫だ。

まず、自分の特徴となる“世界観の色”が決まったら、
それをカスタムプリセットとして保存する。

それを、同じ光の環境で撮影した何十枚、いや、何百枚という写真に対して、
「同期」機能を使ってワンクリックで複数の写真の下地を揃える。

さらに、部分補正における「AI機能」の存在も大きい。

「人物だけを少し明るくして、背景のディテールを落としたい」

と思った時、ボタンを1回クリックするだけで、
AIが人物を正確に認識して、欲しい場所にだけ効果をつけてくれる。

また、写真の3D空間を認識する「リライトAI」を使えば、
手前から奥にかけての光のグラデーションを、
スライダーだけでコントロールができる。

例えば、この写真。

一見、シネマティックな写真に見えるが、
僕のイメージでは、もう少し明確に暗い部分と明るい部分が欲しかった。

そこで、「リライトAI」を使って、明暗をつけた。

写真の手前(下部)の光を落とし、
写真奥(上部)の光をさらに上げると、
よりシネマティックな表情に進化する。

ちなみに、光と影のバランスを逆にすると、
寂しげな表情を出せる。

決して「なんでもできる」と言うのではなく、
世界観を広げる手段の一つとして考えれば、
現像技術向上には効率的だと言えるだろう。

こうした技術的な作業をAIに委ねることで、
浮いた時間を「世界観設計」、
「次の作品の構想」や「光の読み方の研究」といった、
人にしかできない、クリエイティブな思考へ投資することが可能になる。

写真家リョウが構築する「シネマティックの正体」

では、効率化した先にどのような世界が描けるようになるのか。

僕が目指しているのは、映画のワンシーンのように、
観る人が一瞬でその物語に引き込まれるような空気感
すなわち、「シネマティックな世界」である。

僕の絵作りは、主に3つのアプローチで構成されている。

・ムード(LUT)による下地づくり
・「神秘的」や「マット」ツールによる空気感の演出
・フィルム粒子とフェードによる質感の仕上げ

ムード(LUT)による下地づくり

映画特有の色調である「ティール&オレンジ」などを、
一瞬で全体の下地として適用し、
写真全体のトーンに物語の方向性を与える。

「神秘」や「マット」ツールによる空気感の創出

シャドウを少し持ち上げることで気だるい空気感を演出し、
ハイライトには柔らかな光の滲み(ミスト効果)を加える。

フィルム粒子とフェード(トーンカーブ)による質感の仕上げ

デジタル写真特有の硬さを丁寧に取り除き、
有機的でノスタルジックな質感をプラスする。

フィルム粒子は、よほどのことがないと使用しないが、
これもノスタルジックには欠かせない要素でもある。

シネマティックな表現において最も重要なのは、
「光と影のコントラスト」と「そこに流れるストーリー」にほかならない。

Luminar Neoの「スカイAI」を使えば、
曇り空をドラマチックな夕焼けに置き換えたり、
「大気AI」でうっすらと霧(フォグ)を発生させたりすることも容易だ。
すべては写真の中に、未完のドラマを生み出すための表現手法なのである。

表現者として、打席に立ち続けるために

写真家リョウの世界観は、
何時間も机にかじりついて、緻密(ちみつ)な作業を繰り返すことで生まれたものではない。

Luminar Neoという強力なAIツールを相棒に選び、
ルーティン化できる部分を徹底的に効率化し、
「どんな物語を設計するか」という、“表現する時間”に集中しているからだ。

これから写真家を目指す人には、
ぜひ技術的な作業時間にとらわれることなく、
自分の理想の世界観を表現することを楽しんでほしいと思う。

AIツールを使うことは、決して妥協ではない。

それこそが、
あなたが表現者として社会に多くの作品を届け、
写真家であり続けるための、一番の近道になるはずだ。

現役写真家が、実際に使った感想

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