美しい月の写真 | 55-250mmの望遠レンズで撮影した空に浮かぶ月の写真

「月が綺麗。でもどうすれば一眼レフで月を綺麗に撮影できるの?」

「月を撮影するレンズはどれがいい?」

先に結論からいうと、月を綺麗に撮影するには「55-250mm」の中望遠レンズでも十分だと思います。

もちろん「400mm以上」のズームレンズがあれば、月の表面が鮮明に撮影できますが、僕が現在持っている「55-250mm」のズームレンズでも月の姿を綺麗に撮ることができます。

僕は月が好きで、格安で購入した「55-250mmのズームレンズ」で撮影して、幻想的な月の姿を撮ることができました。

55-250mmレンズとは

僕が持っている最大のズームレンズは「Canon EF-S 55-250mm F4-5.6」のズームレンズ。新品で4万円代、中古で1万円代で購入できるAPS-C対応のズームレンズ。

Canon 70Dとの相性が良いといわれていますが、僕はCanon 7D MarkⅡ(APS-C)との組み合わせで使用しています。

作品撮りやポートレート撮影が多い僕にとっては、あまり必要ないと思っていましたが、アート制作に使用するための風景写真を撮影したり、圧縮効果のある写真を撮るために購入しました。

一眼レフ(Canon 7D)に取り付けるとこのような感じになります。

250mmズームにするとレンズもここまで伸びます。

僕が撮影した月の写真

僕は自分が好きなアート制作をしたり写真を撮影したりしていますが、それでも疲れやストレスを抱えることはあります。

そんな僕は、意識をして空を見上げ、月の表情を見るようにしています。

そして幻想的な月を見ることができた時は、急いで一眼レフを手に持ち、自慢の55-250mm望遠レンズで月を撮影します。

まずはこちらの写真ですが、とてもシンプルに満月だけを撮影した写真で、55-250mmの最大のズーム(250mm)で撮影しました。

アート写真家リョウ 月の写真

これだけでも、月の表面の模様がはっきり見えます。

次のこちらの三日月の写真は夕暮れの色を入れるために、55mmの引きで撮った写真です。

アート写真家リョウ 月の写真

月の模様を見ることはできませんが、三日月の灯り、夕暮れのオレンジ色、夜になろうとしている薄暗くて青い空のバランスが綺麗だったので撮影をしました。

次の月の写真は「上弦の月」と呼ばれる形をした月の写真です。

アート写真家リョウ 月の写真

「上弦の月」とは、月が弓のような形をしていて、丸い方が弓のしなっている方、直線に見える方が弓の弦に見えることから「上弦の月」と呼ばれています。ちなみに、弦が下を向いている時は「下弦の月」と呼ばれています。

そして次の写真は「朧月」と呼ばれている月の写真です。

アート写真家リョウ 月の写真

「朧月(おぼろづき)」とは、ぼんやりと霞(かす)んで薄く光っている月のことをいいます。

少し見えにくいですが、55-250mmレンズの最高ズーム250mmで撮った写真ですが、なんとか頑張ればこのような朧月の写真を撮ることができます。

一眼レフだから撮れる写真

スマートフォンでは撮ることができないような写真も、一眼レフカメラなら綺麗に撮ることができる写真があります。

たとえば、今回のような月の写真をスマホで撮ると、ズームで月を大きくして撮ることができますが、画質が荒くなってしまいます。

その原因は、一眼レフのレンズは「ズームで撮る」という仕組みになるのですが、スマホの場合は「拡大して撮る」という仕組みとの違いがあるからです。

一眼レフのズームは、レンズが虫眼鏡のような役割をするため、被写体を大きくしても画質が劣化することなく撮影することができます。

だけどスマホの場合は、解像度が決められていて画面で見ているその風景をただ拡大して撮るだけなので、画質が劣化するわけなんです。

いくらスマホのカメラ機能が進化したといっても、ズームにしたり背景を綺麗にぼかした写真を撮るには、まだまだ一眼レフに追いつくことはできません。

一眼レフとスマホにはそれぞれメリットがある

スマホの望遠はが実が荒くなるといいましたが、だからといって、スマホのカメラには価値がないわけではありません。

一眼レフで撮影するメリットがあるように、スマホで撮影するのにもメリットがあります。

一眼レフのメリット

一眼レフのメリットはもちろん、「綺麗に撮ることができる」「レンズが選べるため撮影の幅が広がる」「仕事につながる」になります。

今回話しているように、55-250mmのズームレンズで月を撮ったり、85mm単焦点レンズで人物を綺麗に撮影することができたり、撮影の幅はレンズを使い分けることによってどんどん向上します。

それに撮影実績が増えてくると、仕事につなげることもできます。

ちなみに85mm単焦点レンズは「ポートレートレンズ」と呼ばれるくらい、モデルにも喜ばれているレンズです。

フォトグラファーとしてポートレート撮影を増やしていくなら、85mm単焦点レンズは持っておくことをおすすめします。

スマホのメリット

スマホのメリットは、日常的にもち運びしているため「この瞬間を撮りたい」と思ったらすぐに撮影ができるところ。

そして撮影した写真をそのまま加工アプリで編集することができて、すぐにSNSに投稿することができるところです。

とくに画質を気にしないのであれば、スマホの少し高機能なカメラ付きを持っておくと、SNS映えした写真を投稿することができます。

では次に、それぞれの「デメリット」を見ていきましょう。

一眼レフのデメリット

一眼レフを持つデメリットは、「費用がかかる」「レンズをそろえなければいけない」「持ち運びが大変」「すぐに取り出すことができない」という部分。

カメラの本体が安いものもありますが、せっかく一眼レフを購入するなら、綺麗に写真が撮れるハイアマチュアモデルくらいは持っておきたいもの。

そうなると、本体だけでも10万円以上はするし、レンズも10万〜20万円、ズームレンズになると30万円以上はします。

それに、友達と旅行にいくたびにレンズを一眼レフに取り付けて、肩からぶら下げながらいろいろな場所を回るのはとても疲れるし、撮影したデータは、一度パソコンに取り入れないと編集ができません。

ポートレート撮影、作品撮りをして、仕事につなげることを目的とするなら一眼レフは必要です。

スマホのデメリット

ポートレート撮影や作品撮りには向いていません。たとえば、モデルに依頼をするときに「スマホで撮影をする」と伝えたらどうなるでしょう。

一眼レフで撮影実績があるフォトグラファーが、一眼レフのポートレート撮影の流れの中で、撮影風景を撮るためにスマホで撮る分にはいいですが、スマホだけで撮影をすると聞かされると正直ひきます。

なかにはスマホでモデルを撮影している人もいますが、普段から一眼レフでポートレート撮影をしているフォトグラファーが、ネタの1つとして「スマホで人物を綺麗に撮る方法」と発信するためです。

なので、一眼レフは持っていないけど高機能のカメラが搭載したスマホを持っているからといって、モデルの依頼をするのは、ひかえておく方がいいでしょう。

あと、スマホカメラでは仕事にはつなげることは難しいです。

最後に

後半は少し話が一眼レフとスマホの比較になってしまいましたが、一眼レフで月を綺麗に撮るには最低でも「250mm」程度ズームができるレンズを使うことが必要になってきます。

僕が購入した「Canon 55-250mmズームレンズ」は、価格も安く、中古でも十分に使えるレンズなので、興味があれば使ってみてください。

「Canon 55-250mmズームレンズ」は、月の写真だけではなく、使い方によってはポートレートでもつくことができて、85mm単焦点レンズとはまた違ったアートのような写真にすることができます。

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