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写真家を目指すなら有名写真家の作品を見ることも大切です。
もちろん、自分らしい写真を撮ることは「熱狂的なファン」をつくるために必要なこと。
だけど、有名写真家の作品を見たりその写真家の足跡を追うことも、写真の仕事につなげるためには大事なことなんです。
どんな表現をしているのか?
どのように自分の作品を伝えているのか?
コンセプトは?
販売の仕方は?
などを分析することで新しいアイデアにつながったり、ブランディングやマーケティングの参考になります。
個人で活動をしていて「写真撮影の依頼がこないのはなぜ?」って悩むことはありませんか?
その原因は、ブランディングやマーケティングの知識がないからなんです。
今回はブランディングやマーケティングについての話ではありませんが、僕が理想にしている写真家の作品を見て感じたことについて話したいと思います。
当記事を読むことで、写真家を目指すために必要なことについて少しはイメージできるでしょう。
目次
はじめに
「ストーリー性のある写真が撮りたい!」
「人の心にひびく写真が撮りたい!」
そんな写真家を目指しているのなら、ぜひソール・ライターが遺した写真を見て、彼の写真への想い、写真を撮り続けた想いに触れてみてください。
写真家として仕事につなげるヒントが見つかるはずです。
当記事を読み終えた頃には、「自分がどんな写真を撮りたいのか」を明確にすることが重要だと知ることになります。
自分らしい写真を撮ることができれば、熱狂的なファンも集まってきます。
写真展をひらいたり写真講座をひらいたりして、収益につなげることもできるでしょう。
写真家ソール・ライターという人物
出典元 : Wikipedia『ソール・ライター』より
写真家ソール・ライターは、1923年12月にペンシルベニア州ピッツバーグで生まれました。
12歳の時に、母親からもらったカメラをキッカケに写真を始めて、1946年にアーティストを目指すためにニューヨークへ移ります。
当時のソール・ライターは絵画に興味を持っていたことから、芸術家の「リチャード・パウセット=ダート」と出会います。
親しくしていたアーティストからすすめられて、35mmライカを使ってモノクロ写真やカラー写真を撮り始めました。
そんなソール・ライターが撮影した写真は、マンハッタンの大混乱の中にある静かな人間らしい瞬間を撮った写真でした。
僕はソール・ライターの写真を見て、映画のようにストーリー性を感じる写真で心が惹きつけられました。
下記の写真は、写真家ソール・ライターの作品の中で、とくに有名な赤い傘の写真です。
Footprints 1950 ソール・ライター《足跡》1950年頃 発色現像方式印画 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate
ソール・ライターの生き方
僕が写真家ソール・ライターに惹かれたのは、その生き方にあります。
ピッツバーグで生まれたソール・ライターが、ニューヨークに移り住んだ理由が「画家になる」ため。
ピッツバーグと言えば、有名な「芸術家アンディ・ウォーホル」が思い浮かびます。
実は、アンディ・ウォーホルの写真を撮っていたのが、写真家ソール・ライターでした。
ソール・ライターとアンディ・ウォーホルの生まれが同じと言うことで、アンディ・ウォーホルの写真を撮る機会が多かったソール・ライター。
自己流で写真の技術を磨き上げて、その後、世界で注目されるようになります。
画家として絵画を描いたり、人間らしい日常の写真を撮影したり。
その時に自分が感じた世界を自分らしくに表現することで、人を巻き込む作品が生まれたのです。
個人でブランディングが必要な理由は、自分の世界に人を巻き込んで自分という価値を高めることなんですね。
写真集『永遠のソール・ライター』
写真集『永遠のソール・ライター』は、ニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターの魅力が詰まった1冊と言えます。
写真にドラマがあり、色づかい、フレーミング、構図など、芸術的な要素を感じるのは、ソール・ライター自身も絵を描いていたからなのかもしれません。
その写真はまさに、現在、僕がコンセプトにしている「心が惹きつけられるストーリー性のあるアートな写真」です。
それでは少し、伝説のソール・ライターの写真と僕が撮影した写真を紹介させていただこうと思います。
特徴的な赤い傘の写真
僕が写真集『永遠のソール・ライター』を見て魅力を感じた写真がこちらの写真。
雪の中で赤い傘をさして、寒そうに歩いている女性のスナップ写真。
写真家ソール・ライターといえば「赤い傘」と思い浮かぶ人もいるほど、ソール・ライターの赤い傘の写真は有名です。
真っ白な雪の中、背景の窓ガラスに描かれている落書きの前に偶然通りかかった赤い傘をさして寒そうに歩く女性。
絵画のようにも見えて、とても魅力を感じます。
そんなソール・ライターのような写真を撮りたくて、僕なりにソール・ライターのような写真を撮ってみました。
ソール・ライターを意識して撮影した写真①
こちらの写真は、写真家ソール・ライターの『赤い傘』の写真を意識して撮影した写真です。
この写真はモデルを撮影をした写真ですが、撮影当日の朝に雨が降っていたので、撮影の小道具である赤い傘を持ってもらいました。
まさか「赤い傘で撮ってみたい」という夢が、この時に実現できるとは思いませんでした。
念のためにと思って持って行った、撮影アイテムの赤い傘が役に立ちました。
撮影した場所は、ニューヨークのような街中ではありませんが、雨らしさを演出するために、河川敷の水たまりのある場所をモデルさんに歩いてもらいました。
そして写真家ソール・ライターのフレーミングを意識して撮影した写真です。
余白がストーリーを想像させる
次に僕が『永遠のソール・ライター』の写真集の中で魅力を感じた写真がこちらです。
赤い傘の先端を上部に少し写すことで、大きく取った「余白」にドラマを感じます。
背景にある混雑した街の中のようですが、赤い傘にピントを合わせることで、背景に「ぼかし」が入り、その背景に「雨の日の街の騒がしさ」というドラマを感じます。
ただの白い背景ではなく、街の背景を『ぼかす』ことで、そこにドラマが生まれます。
こちらの写真も、僕なりに撮ってみたので見てください。
ソール・ライターを意識して撮影した写真②
そんなソール・ライターのように、余白を広くとった構図を使った写真を撮った写真がこちらです。
写真家ソール・ライターのように、混雑した街の背景ではありませんが、透明傘についた雨粒にピントを合わせることで、雨らしく憂鬱な感情を表現しています。
僕はその世界を「その時に感じた心揺さぶられる瞬間」をテーマに、より多くの人に雨の日の効果を感じてもらいたくて、自分が撮影をした雨の日の魅力的な写真をお届けしようと思います。
写真集『永遠のソール・ライター』を見た感想
このように、写真家ソール・ライターの写真には心が動かされる魅力があります。
その魅力を感じることができる、写真家ソール・ライターの写真集『永遠のソール・ライター』を見て、僕はさらにストーリー性を感じる写真が撮れる写真家になろうと決めました。
ページ数も表紙合わせて「312ページ」とボリュームがあり、写真だけではなく、ソール・ライター自身が描いた絵画の写真があったり、写真家としての想いを伝える言葉が書かれていたり。
この写真集『永遠のソール・ライター』を読むだけでも、写真の魅力を知ることができます。
画家になるためにニューヨークに出てきたソール・ライターの生き方。
ソール・ライターが見た世界は、どんな世界だったのか。
写真に映した余白には、どんなドラマがあるのか。
ソール・ライターの生き方を知れば、今以上に魅力的な写真を撮ることができるでしょう。
ソール・ライターの生き方がわかる写真集の紹介
写真集『永遠のソール・ライター』 | |
購入価格(税込) | ¥2,750(楽天販売価格) |
発売年月 | 2020年 10月 |
著者 / 編集 | ソール・ライター財団 |
出版社 | 小学館 |
発行形態 | 単行本 |
ページ数 | 312ページ |
魅力度(個人的な感想) | ★★★★.5(満点5評価中) |
出典元 : 楽天ブックス『永遠のソール・ライター』口コミより
まとめ
ニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターがのこした写真集『永遠のソール・ライター』。
写真家にとって写真の魅力について改めて考えさせられる1冊です。
「自分が撮影した写真に魅力を感じないのはなぜだろう?」
「心が惹きつけられる写真ってどう撮ればいいんだろう?」
その答えを知るための写真集でもあると感じました。
写真家ソール・ライターが遺した写真世界は、『永遠のソール・ライター』でしか見ることができません。
色使い、フレーミング、構図など、それは写真家にとって魅力のある写真を撮るための写真集でもあります。
もちろん「映え写真」や「エモい写真」など、その時代にあった写真を撮ることも大切です。
だけどデジタルの進化によって、アナログな考えをなくさないようにすることも大切です。
本当に魅力のある写真とは、綺麗な画質でおしゃれに撮るよりも、自分が感じた何気ない世界の魅力をどのように伝えるのかだと思います。
写真集『永遠のソール・ライター』は、そんな写真の魅力を教えてくれる1冊だと僕は感じました。
ぜひこの機会に手に取ってみてください。
写真撮影費用の目安
京都のアート写真家リョウの撮影費用の目安は下記のようになっています。
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