COA通信
-読者限定記事#1 | ストーリーテリングで伝える方法-
ここではまず『ストーリーテリング 』の説明をさせていただきます。
ストーリーテリング とは
ストーリーテリング とは、マーケティングやブランディングで使われていて、ユーザー(お客様)の心を揺さぶって購入につなげるために効果的だと言われている技法です。
商品価値が60倍に上がるケースもある
ここで1つ『ストーリテリング』を使って、商品価値を60倍以上もあがった研究事例を紹介します。
下記の内容は『Will Cloud』というサイトより引用させていただいています。
ロブ・ウォーカーとヨシュア・グレンによって行われた「大切なものプロジェクト」は、ストーリーテリング の効果を証明した実験の一つでした。
その実験とは、平均1.25ドルの骨董品をeBayで売る際に、商品説明に個人的な物語を追加することで売上を大きく伸ばせることができるかの実験でした。
彼らはその実験を行うために、129ドル相当の安い品物を購入し、200人以上の作家の協力のもと、その商品にまつわる偽のストーリーを添えてもらうことに。
例えば、99セントで購入した馬の置き物を、作家の父親にまつわる架空のストーリーを作ったのです。
そのストーリーは、70年代のフランスで酔っ払った交換留学生と馬の奇妙な体験談を作って商品に添えました。
その結果、99セントで購入した馬の置き物が、62.95ドルで転売させることに成功したんです。
ということは、99セントで購入した馬の置き物の価値が、約60倍以上になったということになります。
こうしてストーリーを添えることで、ものの価値が上がることが証明された実験だったんです。
もちろん、この話は実験をするために偽りのストーリーを添えたものですが、実際に商品やサービスを販売する場合は、真実に基づいてストーリーを作る必要があります。
このように、写真業界でも『ストーリーテリング 』を添えることで、写真の魅力がどんどん上がります。
ストーリーテリング の例文
ではここで、ボタニストシャンプーを取り扱っている株式会社I-neの商品ストーリーを見てください。
一部表現を僕なりに変えていますが、とても参考になります。
女性に人気のある『ボタニストシャンプー』は、2014年にナチュラルさもテクノロジーを兼ね備えた新たなライフスタイルを過ごすために独自の商品の開発を始めました。
そこで注目したものが『植物』。
ストレスを抱える今の時代の人たちは、シンプルなライフスタイルや心の癒しを求めており、その癒しの中には必ず『植物』の存在があります。
もしかしたら今の世の中の人たちは、植物を必要としているのではないかと考えたことが、ボタニストシャンプーが誕生する始まりでした。
ボタニストの商品サイトより
https://botanistofficial.com/shop/pages/concept.aspx
ボタニストシャンプーが開発された背景を、うまくストーリー調で伝えています。
ストーリーテリング のコツ
ではストーリーテリング を伝えるのはどうすればよいのか。
ここではストーリーテリング で伝えるコツいついて話したいと思います。
メッセージから始める
誰に読んで欲しいストーリーなのか、誰に訴えかけたいのかを明確にして、その人に向けた問いかけから始めることで、引き込むストーリーを書くことができます。
例)「今までの人生で心に残っている言葉はありますか?」
自分の経験を元にする
ストーリーを伝えるのが上手な人は、自分自身の記憶にある経験を元にしてメッセージを伝えています。成功につながった理由や周りに協力してもらった経験を思い出してみましょう。
自分自身をヒーローにしないこと
人は自分をよく見せようとして、成功したことだけを語る時があります。
例えば、
「今日は100万円の売上があったから、良いレンズを買いに行ってきます」
だけど、その話を聞いている人からすれば興味がないこと。
自分自身の経験を元にして、自慢話になってしまわないように気をつけましょう。
失敗や悩んだことを強調する
ストーリーを語る上で、成功話ばかりしているのはとても苦痛でしかありません。
自分が経験した失敗談や悩んだことを話すことで、読み手に共感が生まれます。
シンプルに伝えるようにする
ストーリーを語るからと言って長文になってしまったり、遠回しな言い方になってしまうと伝わりにくくなってしまいます。シンプルに直接的な伝え方を意識するようにしましょう。
遠回しな話し方は、自分にとって不利な伝え方になってしまうので気をつけましょう。
ではCOA通信に戻って、続きを読んでください。