【自分の表現を届けるために】写真家リョウが東京に向かう理由

『表現』とは、自分の内面を映し出すものだと思っていた。

だけど最近「それをどこで誰に届けるのか」という疑問が、僕の中で少しずつ大きくなってきている。

僕はこれまでに、京都を拠点に写真家として活動をしてきた。

京都という静かな場所で写真を撮り、その想いを当サイトで書き続けてきた。

それを続けていることで、数多くの人がこのサイトを訪れてくれるようになった。

その中でも、東京からのアクセスが最も多いという事実に僕は少し驚いている。

1ヶ月のサイト閲覧数を見てみると、全体の約30%が東京。

この数字が意味することは、日本の約30%が僕の写真に興味をもってくれているということ、しかも、東京の人からの関心が最も多いことになる。

これこそ、僕が理想にしていた写真家の形。そして、ここからが僕の新しい冒険の始まりだということ。

これまでに撮ってきた自分の作品が、東京という都市でどんなふうに響くのか。

それを確かめてみたいと想いもあって、これからの僕は、東京展開へと進むことにした。


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東京という“場所”がもつ意味

東京は、無数の表現が行き交う場所だ。色や温度、リズムが違う作品たちが、時に並び、時に交差しながらひとつの街の風景をつくっている。

東京の街並み

そんな中で、写真家リョウの作品がそっと置かれた時、どんな反応が生まれるだろう。

誰かの記憶に触れたり、人の感情を揺れ動かしたりするだろうか。

京都で育ててきた自分の写真がもつ『余白の感覚』を、あえてこの大都市に持ち込んでみることで、新しい表現の輪郭が見えてくるかもしれない。

それはただの拡散ではなく、自分がもっている写真の世界観をより深く、より心の奥に届けるための経験になるはずだ。

「動くなら今しかない」僕は強くそう感じている。

東京で展開する“作品のかたち”

具体的な準備はまだ始まったばかりなので、今はまだ正確にはお伝えできないが、いくつかの構想は動き始めている。

例えば、額装された写真作品を空間全体の演出と組み合わせて展示する試み。それに、雨と都市をテーマにしたシリーズを、東京の街に合わせて再構築することも考えている。

そして『音、香り、光』といった感覚を重ねることで、写真の世界を五感で味わってもらえるような体験型の企画も考えている。

東京で感じる雨と、京都で感じる雨とでは、まったく違う顔をしているはずだ。

その違いに、写真という媒体を通して触れられたらどれだけ嬉しいことだろう。

一緒に創っていくアーティストの方へ

この展開は、完成されたプロジェクトとして一方的に持ち込むものではなく、まだ輪郭のぼやけたものに、お互いの“問い”を出し合って完成させていくもの。

だからこそ、東京という都市でそれぞれの感性を持つ人たちと一緒に創りあげていく価値があるのだと思っている。

  • 写真に何かを重ねたい人
  • 空間と物語をつなげたい人
  • 作品に自分の色を少しだけ混ぜてみたい人

そんな出会いがあれば、この試みはもっと豊かなものになるだろう。

興味を持ってくれた方がいれば、気軽に声をかけていただけたらと思います。

拡散ではなく、深層のために

「もっと多くの人に届けたい」という想いは確かにある。

だけど、それ以上に「もっと深く誰かの心の奥に届いてほしい」と願っている。

東京での展開は、創作活動を広げるというよりも、その本質に向き合うための冒険なのかもしれない。

そして、東京で出会う表現者と静かに感覚を共有できたなら、それは創作にとってかけがえのない時間になるだろう。

この先、どんな形で進んでいくのかは曖昧な部分もあるが、第一のビジョンはすでに見えている。

東京という都市に作品を投げかけることで、新たな対話が始まることを、今はただ楽しみにしている。

最後に

少し堅苦しい記事になったしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後の活動に関するお知らせは、このサイトやSNSで随時発信していきます。

何かを感じていただけたなら、それだけでこの文章を書いた意味があります。

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