京都の写真家リョウが目指す理想の『写真家』のカタチ

写真には、不思議な力がある。

何気ない瞬間を切り取った一枚の写真が、誰かの心を揺さぶって未来に語り継がれることもあるからだ。

例えば、ニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターのように。

まさにそれが、僕が目指している写真家のカタチである。

そんな写真の魅力に取り憑かれた僕は、京都を拠点に写真家として活動をすることを決めた。

写真家を始めたキッカケ

僕が写真を始めたキッカケは「日常に隠れた美しいドラマをもっと見たい」という強い想いからだった。


写真 : 東京外苑前駅付近

それは単なる記録の写真ではなく、その瞬間にしか感じることができない空気感や感情を未来に届ける人

僕は自分の写真のことを『シネマティック写真』と読んでいて、映画のワンシーンのようなストーリー性のある写真を意識している。

映画の質感を出すために研究を重ねた結果、RAW現像ソフトもAdobeのLightroomだけではなく、時には写真家の中で話題となっている『Luminar Neo(ルミナーネオ)』で写真を加工することも多くなった。

Luminar Neoで写真を現像すると、ドラマチックな写真やアートのような写真を効率よく作ることができる。

こだわりのRAW現像ソフトを使って、独自性のある心が惹きつけられる写真で人々の心に刺激を与えれる人。

それが、僕の目指す理想の写真家像である。

写真家リョウが考える「理想の写真家」とは?

写真家として活動を続ける中で、僕はだんだん「理想の写真家」のイメージを追い求めるようになった。

それは、技術や機材に頼るものではなく、被写体との信頼関係や写真を通じて何を伝えたいのかを明確にするため。

例えば、ある日の東京撮影(作品撮り)でのこと。

撮影中に被写体(モデル)の方から「自分をこんなふうに見たことがなかった」と呟いた瞬間、僕は写真の魅力を改めて実感した。

写真には、被写体(モデル)自身が知らなかった『自分の魅力』を映し出し、それを見た人々の心をも揺れ動かす力がある。

僕にとって「理想の写真家」とは、ただ美しい写真を撮るだけではなく、被写体(モデル)やその背景にある物語を引き出して写真を通じて表現する存在なのである。

京都という土地が与えるインスピレーション

僕は現在、京都を拠点に写真家の活動をしていて、京都は僕にとって特別な土地だ。

四季折々の風景や歴史と現代が交差する空間は、僕の写真表現に大きな影響を与えてくれる。

例えば、静寂に包まれた歴史的な建造物。

観光名所ということで世界各国から訪れる人が多く、それなりに賑わいがあるが、一歩歴史的な空間に足を踏み入れるとその場所が静寂に包まれる。


写真 : 京都醍醐寺

そこでの人々の動きや光の変化をじっと観察する時間は、写真家としての感性を研ぎ澄ます貴重な時間になる。

その瞬間、僕の中に浮かんだのは「今ここでしか撮れない一枚を残したい」という想いだった。

写真を通じて伝えたいこと

僕が目指す写真家像は、ただ目に見えるものを切り取るのだけの写真家ではなく、写真を通じて心に響く何かを届けることができる写真家だ。

それは、光と影の織りなすコントラストであったり、被写体(モデル)がもつ人間らしさであったり。

写真は、言葉にできない感情やストーリーを伝える力を持っている。

そして、その一枚が誰かの背中を押したり、新しい視点を与えることができれば、それ以上の喜びはない。

最後に

写真家としての活動を続ける中で、「理想の写真家」の形は少しずつ変化し、深まっている。

それでも一貫しているのは「写真を通じて人々の心に触れる」という信念だ。

もしこの記事を読んで、写真がもつ力や可能性に少しでも興味を持ってもらえたなら、ぜひカメラを手に取って、あなただけの「美しい瞬間」を探してみてほしい。

僕も今後は京都だけではなく、日本各地でその瞬間(ストーリー)を追い続けたいと思う。

最後に一つ質問をさせてほしい。

「あなたが写真に残したいのは、どんな瞬間ですか?」

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