商品撮影のポイント2 | レイアウトで商品の魅力を引き出す

商品撮影をするたびに思うこと、それは、商品の魅力が伝わるレイアウトはとても大切だということ。

僕も経験があるりますが、オシャレな商品写真にしようと考えすぎて、商品の魅力が埋もれてしまうことがあります。

ただオシャレに装飾しても、商品の魅力が伝わらなければ購入にはつながりません。

せっかく良い写真が撮れても、レイアウトがめちゃくちゃではもったいない。

商品が目立つ装飾、商品のコンセプトに合った装飾をすることで、商品の魅力が伝わって「今すぐにでも欲しい!」と思ってもらうことができます。

今回は、商品の魅力が伝わる「商品撮影をする時のレイアウト」について話したいと思います。

はじめに

以前にも当サイトで話したことがあるのですが、オンラインショップに出品するために、一眼レフを使った商品撮影を前提にお話ししますす。

商品を購入してもらうということは、お金が発生するわけなので、それは「仕事」になります。

スマホと一眼レフとでは、商品に対する熱意の伝わり方が違ってくるし、商品撮影をする場合の自由度も違ってきます。

それでは早速、僕が商品撮影をしたレイアウトの仕方を見ていきましょう。

実際に撮影した写真

実際に商品撮影をした写真がこちら。

もちろん、今回の記事のために撮影をしたので、実際に販売しているものではありませんが、本記事で説明することで、僕自身の勉強にもなります。

今回の撮影で使用した装飾は、以下のものを使用しています。

  • ニトリで購入した簡易テーブル
  • 100円均一で購入した黒い背景シート(w60cm×h40cm)
  • 100円均一で購入した小さな装飾物
  • 滋賀県の琵琶湖でひろった流木
  • 天然素材を使った肌に優しい小さなハンドクレンジング
  • 一眼レフ(Canon 7D MarkⅡ)
  • 15-85mm標準レンズ

ちなみに、商品撮影をするためにレイアウトを決めていくことを『スタイリング』と言います。

商品撮影のスタイリング作例

今回、見本のためにつかったメインの商品は、天然素材を使った肌に優しい小さなハンドクレンジングです。

念のためにパッケージに書かれているロゴや商品名を、Photoshopで消しているので、偽物感はありますが、練習のためなのでご了承ください。

商品だけを撮影した写真

まずは、メインの商品だけを撮ってみました。

当然のように、商品写真としてはシンプルすぎてオシャレ感がありませんよね。

商品を立てて撮影する場合、奥行きを出す方がオシャレな商品写真になりますが、ただ立てて並べだだけだと魅力が伝わりません。

なので少しずつ、天然のイメージに合う装飾を見つけていきます。

流木で天然感をだす

まず天然素材感を出すために、滋賀県の琵琶湖で集めた流木を使ってみました。

流木が入るだけで『天然素材』のイメージが前面に出てきます。

流木は、意外とどんな商品にも合うので、スタイリングに迷った時にはまず入れてみてください。

流木があるだけで商品写真に『おしゃれ感』が出てきます。

拾った流木は、熱湯でアク抜きをして乾燥し、汚れている木の表面を剥ぎ取れば、なめらかでアートな木になります。

小さな装飾物を入れる

次に、余白をどう活かすのかを考えます。

僕は以前、「装飾のしすぎは商品に集中できない」と話したことがあります。

だけど、余白を取りすぎても商品が貧弱に見えてしまうので、その商品に合う適度な余白を作ることが重要です。

今回の商品は「天然素材を使った肌に優しい小さなハンドクレンジング」がテーマ。

「肌に優しい、天然素材」のイメージを崩さないように、天然の草や花などで装飾しながら商品写真のバランスを見ていきます。

本当は生花を使う方がいいのですが、「できるだけ予算をおさえたい」と考える人も多いでしょう。

そこで今回は、100円均一で購入した小さな装飾物を使っておしゃれに見えるように考えました。

小さな装飾物を入れた写真がこちら。

余白がありすぎると、商品になるハンドクレンジングの魅力が伝わらない感じがしたので、小さな木の枝や丸太の断面を入れて、天然ぽさをさらに出してみました。

最後の装飾「味付け」

最後に、全体にナチュラル感をだすために、草や花などで味付けをして完成です。

いかがですか?

肌に優しい天然素材を使ったハンドクレンジングのイメージを崩さずに、天然をテーマにした商品撮影をしてみました。

こうすれば『天然素材』のイメージを崩さずに、まとまりがある商品写真になったかと思います。

別パターンとして、このような感じの商品写真もオシャレに見えますね。

最後に

今回は「天然素材を使った肌に優しい小さなハンドクレンジング」をコンセプトにした商品写真のレイアウトについて話してきましたが、イメージできましたか?

商品のコンセプトに合わせた装飾をすることで、その商品の魅力を伝えることができるので、今回の記事を参考にして、商品撮影の練習をしてみてください。

今回の商品写真は、オンラインショップに出品する時の1枚目に使用することを考えた商品撮影です。

商品を出品する場合、最低でもサンプル画像を5枚は載せるようにした方がいいでしょう。

その理由は、購入を考えている人は、違った角度から商品を見たいと思う人もいれば、使用しているイメージ写真がほしいと思う人もいるからです。

「どれくらいのサイズの商品なのか?」
「その商品を購入することでどのようなメリットがあるのか?」

など、写真を見ただけでイメージができるのが、理想の商品写真です。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP