オンラインショップに商品を出品する時に「商品画像を何枚準備したらいいのかわからないし、とりあえず1枚だけ載せておこう」とメイン画像だけをアップしている人を見ることがある。
だけど、商品画像が1枚だけだと商品の情報が少なすぎて、なかなか購入に繋がらない。
そこで、購入に繋がりやすい商品画像の枚数を調べてみると、5枚以上アップしているショップが多いことがわかった。
今回は僕も実際に利用している「minne」を参考に、購入されやすい商品画像の枚数と、購入に繋がりやすい商品説明の書き方について語ろうと思う。
ーこの記事が参考になる人ー
- 購入率を上げたいと思っている人
- どんな商品画像を準備したらいいのか教えてほしい
- 今の商品画像のままでいいのか知りたい
目次
商品画像の枚数は5枚以上は必要
どのオンラインショップでも同じだけど、定期的に購入されているショップを見ていると、商品画像を5枚以上アップしているショップが多い印象がある。
なぜ5枚以上の商品画像が購入に繋がりやすいかと言うと、出品する商品のバリエーションの紹介、使用イメージ、裏表の情報、細かいパーツのアップ画像があれば、どんな商品なのかイメージしやすいからだろう。
1枚目は商品のメイン画像になるので装飾を少なめにして、商品に視線がいくようなレイアウトを考えなければいけない。
そして2枚目〜4枚目には、商品のパーツの説明やバリエーションの説明画像。
例えば、スマホケースを出品したとしよう。
スマホのサイドボタンが押しやすいデザインになっているのを見てもらうために、ボタン位置をアップで撮った画像。
ガラス素材なのかマット素材なのかがわかりやすいように、表面の光沢感を見てもらう画像。
色のバリエーション、デザインのバリエーションなどを見て、選ぶ楽しさが味わえる画像など。
5枚目以降は、実際に手に持っている画像や電話をしている時の姿など、使用しているイメージができるような画像を入れると、購入者が安心して購入しやすくなる。
なので、商品画像は最低でも5枚以上はアップするようにしよう。
写真家リョウが運営しているminneの画像
使用イメージができる画像を準備する
先ほど言ったように、購入に繋がる1つのコツとして、商品を使用しているイメージができる画像を作ることが大切。
オンラインショップを開設して、誰よりもオシャレな画像をアップしようと意気込むのはいいが、オシャレを意識しすぎて使用感がイメージできない画像になってしまうことがある。
とくにオンラインショップ初心者に多いのが、装飾しすぎてどれが商品なのかわかりにくい画像になってしまうこと。
以前に商品レイアウトについての記事を書いたことがあるので、そちらを参考にするといいだろう。
オンラインショップはインパクトを与える場所ではなく、商品を購入してもらう場所。
例えば、スマホケージが欲しいと考えている人は、
「このスマホケースにはめて外へ出たらどんな見え方になるんだろう?」
「周りの人から“派手すぎない?”って言われないかなぁ」
「カジュアルな服に合うかなぁ」
など、色々なことが気になるはず。
その悩みを解決してあげるために、その商品を使用しているイメージできる画像をアップすることが、商品購入に繋げるコツである。
商品を撮影する場合は、自然光が入りやすい窓際での撮影がオススメ。
商品の詳細がわかる画像か
オリジナル商品の場合はとくに、商品の詳細がわかる画像を準備しておくことが大切。
商品のサイズ、カラー、素材、パーツについての説明など、パソコンやスマホの画面では伝わりきれない部分を、細かく記載しておくと良い。
もちろん商品説明欄を見れば詳細が書いてあるが、文章を読むより画像として見る方が伝わりやすい場合が多い。
言語、聴覚、視覚のなかで視覚は「55%」も伝達率があると言う研究結果がでているほど、ビジュアルの情報伝達には効果がある。
ちなみに言語情報の伝達率は「7%」、聴覚情報の伝達率は「38%」。
商品詳細画像と商品説明欄で、あなたの商品の魅力を全て出しきるつもりで商品画像を作ろう。
パターン別の画像は準備できているか
1つの商品にいくつかのパターンがある場合、パターン別の画像があると「選ぶ楽しさ」を感じてもらうことができる。
ロゴのを配置している部分が違ったり、同じデザインだけどカラーが違ったり、ちょっとしたことで購入率が上がる場合がある。
1点ものとしての場合は、無理にパターンを考えなくてもいいが、格安で量産する商品の場合はパターン別があった方が「他の商品も見てみよう」と思ってもらえる。
商品画像の失敗例
誰でも初めのうちは、商品画像を作るのに失敗をしてしまうもの。
僕も初めてオンラインショップを開設した時は、色々な失敗をしてきた。
例えば下、記のような失敗。
- オンライン画像作成サイトで1枚だけ画像を作った
- インパクト重視の商品写真で購入率が0%
- スマホ撮影で商品の魅力が伝わらない
他にもいろいろあるが、上記は初心者によくある失敗だ。
オンライン画像作成サイトで1枚だけ画像を作った
最近は、撮影用にサンプル商品を1点購入して、商品撮影をしなくても出品用の画像を作ることができたり、商品の画像をアップロードすれば、部屋に飾ったイメージ画像を無料で作れるサイトもある。
僕もショップを立ち上げたばかりの時に、そのようなサービスを使って出品していたが、大抵の場合は画像1枚だけだったり、商品の角度が違うだけの画像を数枚作れる程度。
そのような写真は当然のように、使用しているイメージができるわけもなく、手を抜いている感が前面に出てしまうので、購入者にスルーされやすい。
画像をアップするだけでサンプル画像が作れるのは助かるが、商品の魅力は伝わらないので、あまりオススメできない。
できれば撮影用に1点購入して、一眼レフでサンプル画像を作った方が魅力を感じてもらいやすい。
インパクト重視の商品写真で購入率が0%
先ほども話したが、他のショップよりオシャレに商品を見せようとして、装飾にこだわりすぎて画像全体が「ゴチャっ」となった画像を使ったことがある。
当然、購入率はいつまで経っても「0%」のまま。
「何がダメなんだろう?」
「装飾がイマイチなんだろうか?」
と考えたが、そもそもインパクト重視では商品の購入には繋がらないのである。
商品画像で重視するところは、購入者が使用しているイメージができて、その人にとって必要だと感じてもらえる商品画像を作ること。
スマホ撮影で商品の魅力が伝わらない
スマホで商品画像を撮影する人も増えてきたが、商品の魅力を伝えて購入に繋げるなら、一眼レフで商品を撮ることをオススメする。
その理由は、撮影の自由度が上がること、商品販売をしっかり仕事として考えることで、モチベーションがの維持に繋がるからである。
さらに言えば、SNSで商品販売の「裏側」を発信した時に、スマホで撮影するのと一眼レフで撮影をするのとでは購入者へ「本気度」の伝わり方が違ってくる。
もちろん、スマホ撮影が悪いわけではない。
例えば、商品販売の「裏側」をSNSに投稿する場合は、スマホで撮影する方が親近感をもたれやすい。
ただオンラインショップへの出品は仕事になるので、一眼レフで撮影をしている風景を見てもらって、プロ意識を感じ取ってもらわなければいけない。
スマホは商品制作の裏側をSNS投稿する用に使い、一眼レフは仕事として商品画像を撮影する時に使って商品の魅力を伝える。
このような使い分けをすることで、どんどんオンラインショップも成長していくだろう。
購入に繋げるためのスキル
オンラインショップに出品する準備ができ、商品画像の重要性についてもイメージできた。
それでも購入に繋がらないのが、オンラインショップ運営の難しいところ。
せっかく「なるほど!商品画像は5枚以上は必要と気がついたのに、それだけでも不十分だなんて聞いてないよ!」と怒りたくなる気持ちもわかる。
だけど購入に繋げるためには、ある「スキル」を身につけることが必須なのである。
そのスキルとは「ブランディング」と「マーケティング」のスキルである。
「急に難しそうな言葉が出てきた…。」
と不安に感じるかもしれないが、今の時代は、フリーランスも「ブランディング」と「マーケティング」のスキルが必要とされている。
企業の依頼を受ける時も、「ブランディング」と「マーケティング」のスキルがある方が有利になる。
「ブランディング」と「マーケティング」については、後日に改めてTwitterでお知らせするので、興味があれば、フォローをしておいてほしい。
最後に
今回は、個人でオンラインショップを運営していて、商品を出品する時の画像枚数について話してきた。
商品画像は最低でも5枚はアップした方が購入に繋がりやすいこと。
購入を考えている人が、その商品写真を見て商品を使用しているイメージができる画像を作ること。
その他にも、バリエーションの紹介、格パーツのアップ画像を見て、商品のイメージができること。
ただインパクトのある商品画像は、使用しているイメージがしにくくなってしまうので、装飾のしすぎには注意する必要がある。
商品画像を撮影する際には一眼レフを使用して、SNSに投稿する写真にはスマホで商品販売の「裏側」を発信することで、興味を持ってもらうことができるだろう。
これからの写真家は、綺麗な写真を撮影するだけでは難しく、「ブランディング」と「マーケティング」のスキルを身につけて、企業と連携して1つのプロジェクトを創りあげることが必要とされるだろう。
僕もアート写真家として「ブランディングやマーケティングのスキル」のスキルを身につけて約4年。
まだまだ成長段階だが、当サイトでその裏側を発信していこうと思うので、定期的にチェックしておいてほしい。
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