琵琶湖が有名な滋賀県だが、琵琶湖以外にも有名な場所がり、とくに冬に訪れると幻想的でエモい写真を撮ることができる。
『エモい写真』がどのような写真かは、下記の記事で解説しているので、ここでは割愛することにしよう。
滋賀県で、冬に幻想的でエモい写真を撮ることができる場所とは、遠くまでメタセコイア並木が続く『マキノ高原』である。
今回は、僕自身が冬のマキノ高原を撮り歩きに行ったときの写真を見ながら、オススメの撮り方や時間帯を紹介しよう。
デートスポットにもオススメなので、ぜひ大切な恋人と行って、アートのような写真を撮ってみてほしい。
目次
マキノ高原とは
マキノ高原とは、滋賀県高島市にあるメタセコイア並木が遠くまで続いている有名な観光スポットの一つ。
詳しくは、僕が運営している芸術系ブログ『理想的芸術生活』の下記の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
宇治市から車で向かった冬のマキノ高原
僕が住んでいる場所は、京都府宇治市。宇治市は滋賀にも行きやすく、奈良にも1時間あれば行くけて、大阪へも高速を使えば1時間以内で行ける便利な地域。
その宇治市から車で約1時間30分ほどで行ける有名な写真映えスポットである。
車道の左右に伸びていて、一直線に遠くまで続くメタセコイア並木のトンネルを通ると別世界に来たような感覚になる。
以前にもマキノ高原に行ったことがあるが、その時はまだ暖かさが残っていた10月頃。メタセコイア並木は、綺麗な緑色のトンネルで爽やかな世界観だった。
では少し、その時に撮った写真を紹介しておこう。
緑のトンネルが続くマキノ高原
遠くまで続くメタセコイア並木のトンネルがとても印象的で、太陽の光が緑色の葉っぱを照らしていて、明るい葉、暗い葉のコントラストが綺麗に並んでいる。
夏のメタセコイア並木も魅力的だが、冬のメタセコイア並木は幻想的な世界に変わる。
冬のメタセコイア並木道はアートな世界
今回は真冬ということで、メタセコイア並木の葉は全て抜け落ちていて、全体的に赤味があってアートな世界観になる。
より冬の赤味がかったアートな写真にするには、一眼レフのホワイトバランスを赤よりにすると幻想的な世界がより際立つ。
道の左右には雪が積もった広大にひろがる畑。そして、葉が抜け落ちたメタセコイア並木のトンネル。
16時の沈みかけの太陽が、メタセコイア並木道を照らしていて、それが合わさると、幻想的で絵画の中にいるような写真を撮ることができる。
そのような幻想的な冬のマキノ高原を恋人と過ごせば、2人の思い出がさらに印象に残すことができるだろう。
そんなアートのような幻想的な世界に見とれていると、だんだん太陽が遠くの山に隠れる位置まで来たことに気づき、急いでお気に入りの一眼レフで撮る。
この時に使った一眼レフは「Canon 7D MarkⅡ」。使用したレンズは、中望遠の『18-200mmズームレンズ』。
夕暮れの時間が迫っていたので、急いでホワイトバランスを「AWB(オートホワイトバランス)モード」で撮ろうとしたが、自動だと自分がイメージしている世界観が出せない。
時間が迫っていても、手動でホワイトバランスを設定することが写真家としてのこだわりだ。
僕がイメージしているマキノ高原の世界
その時、僕がイメージした冬のマキノ高原の世界は、いま肉眼で見ている夕日のように赤味があってアートのような幻想的な世界。
それを再現するには、ホワイトバランスをK7000〜8000の極端な赤よりにする必要があったが、運良く1回でイメージ通りの写真が撮れた。
こうして撮影をしていると、だんだん陽が沈み、夜の時間が迫ってくるのを感じた。
冬の時期は太陽が沈むのが早く、夕暮れの表情は1分おきに変化する。それはそれでアートな写真になるが、気持ち的には焦りが出てしまうが、それもまた写真撮影の思い出になる。
オススメの撮り方
マキノ高原メタセコイア並木道をいろいろな角度から撮ることで、幻想的な世界の写真を撮ることができる。
ではここで少しオススメの撮り方について紹介しておこう。
左右対称
マキノ高原メタセコイア並木道のオススメの写真の撮り方は、左右対称に撮るのが定番だろう。
冬のメタセコイア並木を撮るオススメの時間帯は、日が沈み始める「16時〜17時」くらい。
夕日のオレンジがメタセコイア並木を赤く照らしてくれて、周りの雪とのバランスが良く幻想的な写真になりやすい。
撮影時に注意してほしいのが、左右対称で撮る場合はどうしても道路の中央に出なければならない。
だけど、このメタセコイア並木道は、地元の人の生活道路として利用している道になるので、地域住民の迷惑にならないように撮影をすること。
撮影(道路の中央に出る)前にしっかりと遠くを見て、車が来ていないことを確認すること。そして他の撮影している人の邪魔にならないように素早く撮影することを守ってほしい。
メタセコイア並木と雪景色
マキノ高原メタセコイア並木を撮る方法は、左右対称の並木道を撮るだけではなく、並木越しの雪景色も幻想的な写真になる。
マキノ高原は山に囲まれているため、遠くに見える雪が積もった山、畑に積もっている雪、夕日に染まったメタセコイア並木。
このバランスが、幻想的でアートな世界を演出してくれる。
歩道側の並木道
幻想的なメタセコイア並木道撮るのは、車道側だけではなく歩道側もオススメだ。
特に西側のメタセコイア並木道(歩道)は、夕日がまともに当たるため、綺麗な赤い色を撮ることができるだろう。
ポイントは、メタセコイア並木の奥行き感を出すように撮ること。
車道が写らないように、メタセコイア並木の角度を上手く調整すれば、上記のような写真を撮ることができる。
このような写真を撮る場合は『三分割構図』を意識すれば、バランスの良い写真を撮ることができる。
『三分割構図』については、こちらの記事の中で解説している。
その他の風景写真
メタセコイア並木以外でも撮れる写真はあるので、ぜひ参考にしてほしい。
最後に
滋賀県マキノ高原にあるメタセコイア並木道は有名で、撮影しにくるカップルや写真家も多く訪れる場所である。
緑が綺麗なメタセコイア並木も爽やかでとても綺麗なメタセコイア並木道だが、冬のメタセコイア並木道も幻想的でアートな写真を撮ることができる。
冬は夕日の時間帯を狙えば、メタセコイア並木が赤く染められてとても幻想的な写真になる。
もし車でマキノ高原に行く場合は、雪が積もっている可能性が高いので、スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンの準備を忘れずに。
そして注意しておかなければいけないことは、メタセコイア並木道での撮影だ。
メタセコイア並木道は地域住民の生活道路でもあるので、車が来ていないことを確認して素早く撮るようにしよう。
さらに、自分と同じように写真を撮りにくる人も多いため、譲り合って写真を撮ることも大切だ。
観光スポットのトラブルの多くは、人対人の譲り合いがないから発生してしまうもの。
自分勝手な行動をせず、他の人が撮影している時は邪魔にならないようにする。その少しの気遣いがトラブルを未然に防ぐ唯一の方法だ。
そう言ったルールを守って、マキノ高原のメタセコイア並木の幻想的な写真を撮ってほしい。
マキノ高原メタセコイア並木 | |
所在地 | 〒520-1836 滋賀県高島市マキノ町牧野 |
ホームページ | マキノピックランド 『メタセコイア並木』 |
駐車場 | マキノピックランドの駐車場(無料) |
電車で行く場合 | JR湖西線『マキノ駅』下車、マキノ高原線バスに乗って約6分。 |
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