雨の雫が動き出すとき。静かな出会いと文化のかけら

雨の音が、ふと心に余白をくれることがある。

忙しさの中に、ほんの少しだけ流れ込んでくる静けさ。

僕が『雨の雫』というアートブランドを立ち上げたのは、そんな感覚を大切にしたかったからかもしれない。

先日、東京のキャンドル作家さんと静かなコラボレーションが始まった。

そのキッカケは、作家さんが何気なく言った言葉。

「額装作品とキャンドルのコラボするならプレイリストを添えるのはどうですか?」

その一言が、僕の頭の中にあるぼんやりと不透明な世界に“灯り”をともしてくれた。

決して大げさではく、東京のクリエイターさんに触れる価値を知った瞬間だった。

意外な発想から生まれた未来のビジョン

キャンドルのあたたかな灯りと、雨の日の写真。

そこに、静かに流れる音楽。

作家さんにとっては、何気なく放った言葉なのかもしれない。

「額装作品とキャンドルにプレイリストを添える」

その時は「そのアイデアを参考にします」と持ち帰ったが、雨の雫とキャンドルのコラボ企画を成功させる上で、核となる部分になることに気がついた。

まるで、僕の背中を押してくれたような気がした。

雨の額装作品とキャンドルは、誰かの暮らしにそっと寄り添うような小さな時間の提案。

とはいえ、この企画は決して急いで進めるものではないと思っている。

なぜなら、作家さんには作家さんのリズムで、無理なく関わっていただきたいからだ。

このコラボ企画は「一緒に文化を育てていく」ような静かな対話だ。

それぞれが心地よくいられる距離感で、少しずつ進めていくことが、お互いの作品の価値を高めていく方法なのだから。

どんどん浮かぶアイデア

前回のコラボ企画の話から、もう直ぐ1ヶ月が経とうとしている。

だけど、不思議なことに僕に焦りはない。

その理由は、作家さんのアイデアによって、どんどんアイデアが浮かんで、未来のビジョンが見えているからだ。

ここでは詳しい内容を紹介することはできないが、「空間と時間を体感できる企画」がこのコラボ企画の核になるだろう。

その中で欠かせないもの、それが「プレイリスト」の存在。

音楽が添えられることで、写真とキャンドルの世界がそっと動き出す気がした。

雨音と調和するその音楽は、暮らしに寄り添うもうひとつの“灯り”なのかもしれない。

先日、雨の雫のYouTubeチャンネルに、雨の写真を音楽を投稿してみたので、その感覚を味わってほしい。

「たかが雨の写真」
「よくあるキャンドルの商品」

そう思っているあなたは、このコラボ企画の本質を見逃してしまう。

一つ一つを見れば、どこにでもある作品かもしれないが、このコラボの本質は「贅沢な時間を体感できる」ところにある。

今はまだ、詳しい内容をお伝えすることができないのが残念だが、作家さんと同じ歩幅で進むことが、このコラボを成功へと導くと思っている。

京都で写真家をしている僕の静かなアイデアと、東京の作家さんのクリエイティブなアイデア。

東京の街へ行き、東京の人と交流し、東京の無限に広がるアイデアに触れること。

これが、東京で活動する価値だと知った。

最後に

この企画が、誰かの暮らしにそっと灯るものになるように、そして何より、一緒に歩んでくれる作家さんにとっても、心地よいペースで関われる場所でありたいと願っている。

もちろん、行動することは大事だけど、コラボ企画を成功させるには、お互いが無理のない歩幅で進めていくのも大切なこと。

次回の打ち合わせも決まっているので、再び東京の人の視野の広さを実感することができるだろう。

僕は僕なりに、作家さんは作家さんなりのアイデアを持ち寄って、二人で良いコラボ企画を作り上げたいと願っている。

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