こんにちは、京都の写真家リョウ(@ryo_creativephoto)です。
写真家の活動をしていてよく聞かれることが「どうやったら綺麗な写真が撮れるの?」とだが、それを手っ取り早く教えるには「書店でハウツー本を見てください」である。
なぜかと言うと、書店へ行けば「写真の撮り方」「一眼レフの基本」「光の使い方」などと言った、ハウツー本が山ほどあるので、一眼レフの基本を学ぶにはコスパもよく、自分のペースでカメラの基礎が学べるからだ。
もちろん「取り急ぎ一眼レフの扱い方を教えてほしい」と言う人には直接教えることもあるが、少なからずとも僕も5年の写真家経歴があるので、講座という形で有償になる。
もし取り急ぎでないなら、書店に売っているハウツー本を見る方がコスパも良く、時間を気にせずに一眼レフの基本について学ぶことができるだろう。
何となく学ぶならハウツー本で学ぶ方が楽
時々「特に目的はないけどカメラの撮り方を教えて」と言われることがあるが、使い方ならハウツー本の方が僕より説明がうまくて、わかりやすく書かれている。
「絞りって何?」「シャッタースピードって何?」といったような説明も、ネットで検索すればたくさん出てくるので、無料で学ぶこともできる時代。
ちなみに、あなたが見てくれているこのサイトの中でも、一眼レフの基礎的な部分いついても触れている。
もしも僕が講座を開いたら
もし仮に、僕が写真のハウツーの講座を開くとして、あなたが僕の講座を受けた場合、月どれくらいの費用がかかるのか考えてみよう。
僕の場合は、月6,000円の講座を月2回、1回2時間教えるのを最低のラインとして設定しているので(現在は講座をしていないが、今後の活動状況によって講座を開催しようか検討中)、それを1年間学び続けてやっと一眼レフの基礎がわかる感じだろう。
なので、1年間『6,000円×12ヶ月=72,000円』で一眼レフの基礎がわかると言うことになる。これを高いか安いかの判断をするのはお任せするとして、書店で売っているハウツー本なら、2,000円ほどですむ。
講座を1年学ぶ時間というものは意外と長く、ある程度の一眼レフの仕組みがわかってくると、講座の価値がうすれてしまう。
そのようなストレスを抱えながら学んでも何の価値にもならないので、僕は「一眼レフの基礎なら書店でハウツー本を見る方がためになるよ」と伝えるようにしている。
写真講座に参加するメリット
とはいえ、講座に参加するのにはメリットはある。そのメリットとは、憧れの写真家と直接交流できること、写真仲間との繋がりが広がることである。
僕はこれまでに1回しか写真講座に参加したことがない(自慢にはならないが)。それも、たった1日2時間の講座だ。
その講座は、一眼レフの基礎というより写真を副業にするための講座で、カメラの基礎については教えていない。だけど、当時の僕にとっては価値のある講座だった。
当時の僕は、写真家だけで生活をしていけるのか不安な部分があり、一眼レフの基礎は身についていたが、撮影実績を上げる方法を知らなかったからである。
写真を趣味として考えている人には向いていない講座だが、写真家を目指す人にとっては、かなり重要な部分を教えてくれた講座だった。
プロの写真家を目指すなら基礎だけでは生活していけないので、自分を売り込む知識も必要になり、それを身につけるには相当な時間がかかる事を覚悟しておかなければいけない。
それでも諦めずに続けていくことができれば、プロの写真家になることができる。
プロの写真家とは
そして、世間ではよく「あなたはプロの写真家?」と聞かれることもあるかと思うが、『プロの写真家』って何だろう。
ちなみに僕が考えている『プロの写真家の定義』は、次のような感じだ。
それを踏まえて僕の位置付けを自分自身で分析すると、僕の場合は『セミプロの写真家』になるだろう。
その理由は、写真撮影の依頼は増えているが、認知度についてはまだまだ目的に達していないからである。
好きな写真家を真似する
もし、「プロの写真家になる近道はないの?」と悩んでいるなら、こう答えよう。
「プロの写真家のところへ行って仲良くなるか、好きな写真家の写真集を買って研究する事をオススメします」と。
ちなみに僕が研究し、真似※をした写真家はニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターである。
※『真似』といっても、ある作品をそのまま真似をするのではなく、最終的に自分らしい写真にすること。
僕が彼の写真に惹かれた理由は、日常の中に隠れた人間らしいドラマを切り取ったその一瞬を逃さずに、写真と言うツールを使ってうまく表現されているところにある。
写真家ソール・ライターについて語った記事もあるので、ぜひ読んでほしい。
僕は彼のように何気ない日常に隠された魅力のある一瞬を撮りたくて写真家を目指すようになった。
「ほんのり暗くて人らしさを感じる魅力的な写真」それが僕の写真のコンセプト。
例えば、僕の写真には雨の日に撮り歩いた写真も多く、雨の日になると心のどこかに『憂鬱だ』と感じる部分があるが、その憂鬱さに僕は人らしさを感じている。
明るい写真は綺麗で楽しそうでポジティブな気持ちになるが、暗い写真があっても良いだろう。
最後に
だんだん話がずれてしまったが、カメラ初心者として一眼レフの基礎を学びたいのであれば、書店のハウツー本を読む方がとてもわかりやすく、マイペースで学ぶことができる。
ただ、プロの写真家を目指しているのであれば、憧れの写真家の下で学ぶか、写真集を購入して、その撮り方について日々研究する方がいい。
僕が考えるプロの写真家の定義は「最初は自称でも良く『写真家』とブランディングし、写真撮影の仕事につなげることができて、認知度がそれなりにある写真家」である。
僕は今でもプロの写真家になるために認知度の向上を目指して、その想いを届けている。そう、あなたが今読んでくれているこのコラム記事も、僕が写真に込めている想いである。
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