【撮影記録vol.18】陶芸家のコンテスト応募用の作品撮影

アート写真家として仕事をしていて嬉しいのが、芸術作品の撮影を依頼されること。

僕の写真ジャンルは『アート×写真』と言うもので、大きな『写真』と言う市場の中にあるコアな『芸術』と言うものを掛け合わせた写真ジャンル。

特殊ではありますが、アートが好きな人からの依頼が多く、芸術作品のコンテストの応募に出す写真撮影やホームページに掲載する作品の写真撮影があります。

今回は、陶芸家がコンテストに応募する作品の写真撮影のご依頼をいただきました。

写真撮影依頼のキッカケ

現在僕への写真撮影の受付は、当サイトと外部の写真撮影依頼サービスを通しての依頼の2パターンあります。

それぞれで金額は違ういますが、依頼内容によって使い分けていて、今回の陶芸家の写真撮影は外部の写真撮影サービスからの依頼でした。

ちなみに外部の写真撮影サービスは『ふぉとる』と言うサイト。

写真家リョウの『ふぉとる』はこちら

ふぉとる』は金額が決められていて、3つの撮影プランから選ぶことができます。

『ふぉとる』は、納品枚数、撮影時間、レタッチについてなどが、当サイトからの依頼と若干異なり、写真撮影の費用を抑えたい場合は『ふぉとる』からの依頼をオススメします。

※『ふぉとる』からご依頼いただいた場合はルール上、その後の写真撮影のご依頼も『ふぉとる』からのみとなり、僕と直接の連絡ができないことをご理解ください(ふぉとる内のメッセージ機能のみ可能)。

その『ふぉとる』がキッカケとなり、陶芸作品のコンテスト用写真撮影のご依頼をいただきました。

自然光を活かした撮影

陶芸作品の写真撮影をするため、念のためにストロボやディフューザーを準備していたのですが、大きな窓があって自然光が入る場所だったため、ストロボは使用しないことにしました。

もちろん陶芸家の「ストロボの光より自然光が良い」と言う希望もあったので、その意見を尊重してのことでもあります。


UnsplashDaniil Silantevが撮影した写真(イメージ写真)

アート作品の写真を撮る場合は、光と影のコントラストを強くすると、その作品の魅力が上がるため自然光が好まれやすいんです。

僕は商品写真を撮影する場合、外が晴れていたら自然光のみを使って撮影することが多く、窓ぎわのちょっとしたスペースで撮影することが多いんです。

今回の陶芸作品の写真撮影は、その経験を活かせた撮影だったので、すぐに対応ができました。

撮影した写真を公開

と言うことで今回、写真撮影のご依頼をいただいて撮影した写真をご紹介します。

陶芸作品は全部で3点。これから紹介する陶芸作品は全て紙で作られていて、独自で考えた技法で作ったとのこと。

その陶芸作品を見ると、自然光が良いことがわかるでしょう。

【1作品目】

【2作品目】

【3作品目】

撮影時間は約1時間、納品枚数は15枚。

『ふぉとる』からご依頼をいただいた場合は、基本レタッチ(明るさ調整、トリミング)のみしか対応できません。

だけど今回の案件に関しては、バック紙が少し小さく部屋の一部が見切れていたので、グレーのバック紙を多少合成しています。

この日の天候は曇り。

曇りの時はいつも自慢のGodoxのストロボを使って撮影をする必要があります。

だけど、窓が部屋一面ほどの大きな窓で、思ったより自然光が入る場所だったので、ストロボは一切使用していません。

撮影場所も滋賀県の琵琶湖が見渡せて、高い建物もなく目の前に琵琶湖が見えて、僕の好きな環境だったので、穏やかな気持ちで作品撮影に集中することができました。

最後に

陶芸作品のコンテスト応募のための写真撮影の依頼というのは、とても稀なケースだと思いますが、アートに関わってきたことで今回の陶芸作品の撮影につながったのだと思います。

写真家によって得意なジャンルは色々ありますが、自分の経験を活かした撮影、自分の得意な撮影、自分が目指そうとしている撮影に関わることで、写真の技術が向上します。

写真撮影の基本は書店に売っている『ノウハウ本』でも学べますが、写真撮影を仕事に繋げる方法はノウハウ本では学ぶことができない部分。

現在僕は、写真講座を開くための準備を進めているので内容が決まり次第、当サイト、Twitterでお知らせします(2024年中に確定する予定)。

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