【作品撮り】アートな表現力をもつモデルitoiの魅力に触れる。
「もっとアートに感じるモデルの写真が撮りたい」
ポートレート撮影を続けていると、もっと自分らしい写真を撮りたいと思う時期がやってきます。
そんな時に、あるモデルのインスタグラムの投稿を見て「いつかこのモデルさんと作品撮りがしたい!」と思い始めるようになりました。
そのモデルが、心の底からあふれ出る感情を自分らしく表現する「モデルitoi(@live0120)」さんでした。
僕からすれば、モデルitoiさんは「アートな表現力をもつモデル」なんですね。
そのアートな表現力をもつモデルitoiさんと作品撮りができたことで、自分らしいアートな写真をつくることができました。
目次
アートな表現の魅力
僕は現在、心の芯(コア)までひびくストーリー性のある写真を創る人にるために、アート×写真家として活動をしています。
そんな活動をしていくうちに、「芸術作品とは自分らしく表現することが大切だ」と思うようになったんです。
少し硬い話になりますが、表現をする方法は人それぞれで決まりがなく自由でなければいけないと思います。
たとえばポートレート撮影をするときに、モデルにポージングを指示してカメラ目線で笑顔を撮る。
そのような写真は、規則性があって不自然な写真になるような気がして僕はあまり好きではありません。
もちろんモデルではない一般の人を撮影する場合は、ポージングを伝えてあげることは大切です。
だけど、モデル(フリーモデル)をされている方は、たいてい自分らしい表現をもっています。
だから僕がポートレート撮影や作品撮りをする時は、できるだけ自由に動いてもらうことが多いんです。
極端な話、自由に動いてもらって撮影した写真に「ブレた写真」があったとしても、その時にしか撮ることができないアートな写真だと僕は考えます。
と言っても、それはあくまでも撮影した写真の全体の2割程度だった場合。3割、4割のブレた写真が入っていると、それはただの手ブレに思われてしまうので、撮影技術を見直したほうがいいでしょう。
少し話がそれてしまいましたが、モデルitoiさんの写真は、まさに、その時にしか感じることができないアートな写真なんですね。
そういった意味では、僕とポートレートや作品撮りをするのは難しいのかもしれません。
自由に動くからアートな瞬間が撮れる
モデルの方からすれば、「自由に動いて」といわれると、何をどう表現すればいいのか悩みますよね。
もちろん、撮影テーマが決まっている上での話になります。
「今回の作品撮りのテーマは、”進化”です」
「今までの自分ではなく新しい自分へ挑戦するイメージで」
というような感じで、イメージしているテーマを伝えるようにはしていますが、それでも自由に表現することが難しいでしょう。
だけど、僕の写真はアート作品のように、あの時と同じ写真を撮ることができない写真なんですね。
僕の写真のモデルになってくれる人には「リョウさんだから感じることができる価値のある写真撮影」と思ってもらい、写真を見た人からは「この写真家が撮った写真だからストーリーを感じる」と思ってもらいたいのです。
今回、一緒に作品撮りをしたモデルitoiさんは、そんな難しい僕のイメージを受け入れてくれて、自分らしいアートな表現で撮影をしてくれました。
心から溢れ出た感情を撮る
心の中から溢れ出てくる感情を表現するのは難しいもので、イメージができていても、表情や体の動きはその場の環境に影響されてしまいます。
だけど、モデルitoiさんはその感情をとても上手に表現してくれました。
作品撮りまでの経緯
ここからは、モデルitoiさんと作品撮りをさせてもらうことになった経緯について話したいと思いますので、これからモデルへ撮影を依頼するときの参考にしてみてください。
当記事の冒頭でも話したように、インスタグラムを見ていたことがキッカケで、モデルitoiさんと作品撮りがしたいと思うようになりました。
僕は思いきって、DMで挨拶と作品撮りについての内容を入れて「撮影させてほしい」とメッセージを送りました。
数日後、モデルitoiさんから撮影OKの返事をいただくことができ、そこから何度かメッセージのやり取りをして、撮影のイメージや衣装のイメージをまとめていきました。
下記の記事でも話していますが、インスタからモデルに撮影依頼をする前に、いろいろな準備をしておくことをおすすめします。
そして重要なことは、自分が撮影したいと思った初対面のモデルへ送るDMに書くメッセージです。
想いは500文字以内で伝える
初対面のモデルにDMを送る場合、自分が何を撮りたいのか、なぜそのモデルなのかを500文字以内で伝えること。
インスタグラムのDMは、1回で送るメッセージの文字数が500文字と言う制限があるため、500文字以内で簡潔にわかりやすく伝えることが大切です。
作品撮りのテーマを共有する
モデルitoiさんとメッセージのやりとりをして、僕が浮かんだテーマが『進化』でした。
僕の中での『進化』は、新しい人生に向かうポジティブなイメージでした。だけど、モデルのitoiさんにそのイメージを伝えると、
「人が進化するのは退化があるからで、進化と退化は対になっているものだから、そのテーマを自分なりに表現してしまうと、楽しい作品撮りにならないかも」
と言うメッセージが返ってきました。
正直僕は、自分のイメージの幅のせまさを思い知らされて、すこし悩んでしまいました。
アートな表現というものは、心の中から溢れてくる感情を「その人らしくどう表現するか」ということを、常に追求しなければいけません。
人はプラスな感情だけではなく、マイナスな感情ももっていて、そのプラスの感情とマイナスな感情を対にすることで、写真にストーリーが生まれてくるんです。
そう思うと、モデルitoiさんの表現にはプラスの感情もありマイナスな感情もある、だからストーリー性を感じることができるんですね。
まさにそれは、僕が目指している「心にひびくストーリー性のあるシネマティック写真」でした。だから、SNSで初めてモデルのitoiさんの投稿を見た時に見入ってしまったわけです。
アートな魅力を身近に感じる
魅力を感じるモデルは、自分らしい世界を持っている人であり、それを自分らしく表現している人。
その表現に魅力を感じる人と共感し合えることで、モデルの魅力、写真の魅力が上がるのだと思います。
まとめ
今回、作品撮影をさせていただいたモデルitoiさんのアートな表現の魅力に触れたことで、自分らしい作品とは何かを明確にすることができました。
自由に表現すると言うことは難しいのかもしれません。だけど、どこにも存在しない作品をつくっていく上では大切なことだと思います。
魅力的だと感じたモデルにDMを送る時は、500文字以内で伝えれるように意識してみてください。
そう言ったことを積み重ねていくことで、『自分』というブランドの価値を高めていくことができます。
今回の記事で紹介させていただいた、アートな表現力をもつモデル『itoi(@live0120)』さんの魅力を、ぜひ感じてください。
モデル「itoi(@live0120)」さんのインスタグラムはこちら