85mm単焦点レンズ | モデルも喜ぶポートレート撮影で魅力のある写真が撮れるレンズはこれ!

フォトグラファーの間だけではなく、モデルの間でも人気の高い「85mm単焦点レンズ」。背景に玉ボケ効果をつくることができて、ポートレート撮影でモデルを、より可愛く綺麗に撮ることができるレンズ

今回は、そんな85mm単焦点レンズの魅力とポートレート撮影で喜ばれる理由。そして、アート×写真家リョウが実際に撮影した写真を紹介したいと思います。

僕も「Canon 85mm単焦点レンズ f/1.8」を使っていますが、モデルを際立たせたい場合、人が多い街中でのポートレート撮影をする場合によく使っています。

85mm単焦点レンズを使うことで、背景に可愛いボケ感がでて一般の人を違和感なくぼかすことができるからです。さらに、モデルが安心できる距離感で撮影ができるため、とても重宝しています。

これからポートレート撮影を始めようと考えているフォトグラファーは、85mm単焦点レンズはもっておきたいレンズになるので、当記事を参考にしてみてください。

単焦点レンズとは?

単焦点レンズとは、ズームレンズのようにレンズを回して焦点距離を決めることができないレンズで、フォトグラファー自らが被写体に近づいたり離れたりして撮影をするレンズです。

僕が持っている単焦点レンズは、Canonの「85mm単焦点レンズ」で、ポートレート撮影では、フォトグラファーだけではなくモデルにも人気のある単焦点レンズです。

F値(絞り)も「F1.8」と明るめなので、APS-Cの一眼レフカメラを使った、薄暗い雨の日の撮影もストロボを使わずに撮ることができます。

アート写真家リョウ シネマティック
モデル : 海国りん(@mikunirin_)さん。

85mmはポートレートレンズ

85mm単焦点レンズは「ポートレートレンズ」と呼ばれているのですが、それは次の4つの理由からなんです。

  • 背景に可愛い「玉ボケ」をつくることができる
  • 透明感のある写真を撮ることができる
  • モデルとの距離感がちょうどいい
  • 顔をドアップで撮られる心配がない

では1つずつ見ていきましょう。

背景に可愛い「玉ボケ」をつくることができる

まずこちらの写真を見てください。背景の上の方の「光」が丸くボケていますよね。これが「玉ボケ効果」なんです。

アート写真家リョウ シネマティック
モデル : Tomomi(@ikatomomi)さん

このようにポートレート撮影では、玉ボケ効果を使うことで、柔らかく可愛い写真にすることができ、写真の雰囲気によっては綺麗な写真にすることもできます。

この「玉ボケ効果」を出すには、85mm単焦点レンズで撮影をする際に、一眼レフカメラのF値を「1.8〜2.4」あたりで撮影すると、玉ボケ効果をだすことができます。

透明感のある写真を撮ることができる

撮影後のレタッチのイメージにもよりますが、一眼レフカメラの設定だけでも下記ような透明感のある写真を撮ることができます。

85mm単焦点レンズは画質も綺麗で、薄暗い場所でもストロボなしである程度明るく撮ることができるので、このような透明感が出せるんですね。

このように透明感のある写真を撮るコツは、高架下の柔らかく光が入る場所でF値「2.2〜2.4」くらいを目安にして撮ると、透明感を出すことができます。

アート写真家リョウ シネマティック
モデル : 進撃のまりりん(@attack_maririn)さん

モデルとの距離感がちょうどいい

85mm単焦点レンズはズームレンズのように、その場でリングを回してズームにしたり広角にして撮ることができないので、フォトグラファー自身がモデルに近づいたり離れたりして画角を決めて撮ります。

モデルに近すぎるとピントが合わず、自然とモデルとの距離感を保つことができ、モデルとコミュニケーションがとれるちょうど良い距離感で撮影ができるレンズなんです。

フォトグラファーが遠すぎて「何言ってるか聞こえない」ともならないし、「近すぎて圧迫感がある」ともならないちょうど良い距離感。

それが、85mm単焦点レンズなんです。

アート写真家リョウ シネマティック
モデル : レナ(@rnea_1998)さん

顔をドアップで撮られる心配がない

これは先ほどの「モデルとの距離感がちょうどいい」に関係してくることなんですけど、85mm単焦点レンズでもモデルの顔をドアップで撮ることはできますが、ズームの効かない単焦点レンズで顔のアップを撮るには、どうしてモデルに近づかなければいけないんですね。

フォトグラファーにジリジリと近づかれると、モデルは圧迫感を感じて不安になります。

だから一定の距離感を保ちながらポートレート撮影をする必要があるので、ズームレンズのように「知らない間にドアップを撮られていた」という心配がありません。

ズームレンズと単焦点レンズを比較してみた

それではここから、Canon 15-85mm標準ズームレンズと85mm単焦点レンズの違いを見ていきたいと思います。

使用した一眼レフは「Canon 7D MARKⅡ」で、室内で窓際撮影「F5.6、シャッタースピード1/100、ISO感度800」で撮影しました。

まずは「15-85mm標準レンズ」で撮影した写真がこちら。

背景のぼかし具合も綺麗で、商品撮影なら標準レンズでも十分ですね。

では次に一眼レフの設定は同じで「85mm単焦点レンズ」で撮影した写真がこちら。

F値「5.6」で合わせているので、ほとんど違いはわかりません。なので、室内で商品を撮影するのなら「18-85mmの標準レンズ」の方が、ズーム調整ができる分、有利です

では今度は「Canon 7D MARKⅡ」で、85mm単焦点レンズを使ってF値を開放まで下げて「F1.8、シャッタースピード1/250、ISO感度800」で撮影した写真を見てみましょう。

背景のボケ感がとても深く、被写体が際立っています。商品撮影の場合は、背景にここまでボケ感を出してしまうと、使用感がイメージできないので、商品撮影には向いていません。

ただポートレート撮影をする場合「15-85mm標準レンズ」だとF値が「5.6」までしか下げることができないため、背景のぼかしが浅くなって、被写体が背景と同化してしまう恐れがあります。

そういったことを考えると、「85mm単焦点レンズ」は、商品撮影には向かないポートレート撮影専用として使用する方が効果を発揮するレンズということになります。

おまけにもう1つ、Canon 6Dに85mm単焦点レンズをつけて同じ被写体を撮影した写真がこちら。

気づきましたか?

Canon 7D MARKⅡは「APS-C」、Canon 6Dは「フルサイズ」。

Canon 6Dはフルサイズなので、同じフルサイズの85mm単焦点レンズとは相性が良く、7Dと同じ距離から撮影したのに余白が広くなっています。

「APS-C」と「フルサイズ」では、これほどの画角の広さの違いがあります。

それに、6Dはフルサイズで光を取り込む量が増えるため「F1.8、シャッタースピード1/125、ISO感度100」でも、ある程度、明るく撮ることができるんです。

85mm単焦点レンズの価格は新品だと「1万円代〜40万円代」と幅が広く、僕が購入したのは「Canon EF85mm単焦点レンズ F1.8 USM」で、カメラのキタムラ ネットショップ から購入したレンズです。

新品だと6万円代、中古だと3万円代で購入できるポートレート撮影をするのに人気のあるレンズになります。

フルサイズレンズですが、APS-Cの一眼レフでも十分に使えるので、Canon7Dや6Dを使っている人にはおすすめです。

最後に

ということで今回は、ポートレート撮影で喜ばれる「85mm単焦点レンズ」について話してきましたが、いかがでしたか?

もちろん、85mm単焦点レンズだけが魅力のあるポートレート撮影ができるレンズではありませんが、これからポートレート撮影をはじめるフォトグラファーもモデルもモチベーションが上がるレンズなのは間違いありません。

だけどいくら良いレンズを購入しても、モデルに安心してポートレート撮影を受けてもらうことができなければ良い写真はつくれません

85mm単焦点レンズは、モデルに喜んでもらうための1つの素材であって、一番大切なことは、モデルとフォトグラファーとの関係を理解した上で一緒に価値のある写真作品をつくることだと思っています。

カメラマンとモデルの関係を理解してる?モデルと共に価値のある写真をつくろう

ぜひ、今回の記事を参考にして85mm単焦点レンズの購入して、モデルと共に価値のある写真作品をつくってください。

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