数年前に登録をして約30枚ほど写真を公開したことがある、海外向けの写真公開サイト[YouPic]。
「写真家なら『500px』を使った方が良い」だとか「腕試しなら審査が厳しい『1x』だろう」と言う声を聞くことが多いが、写真家として写真のスキルを上げるなら、まずは[YouPic]から始めるのが効果的だと感じている。
なぜなら[YouPic]は、自分が公開した写真についての反応率が高く、写真活動のモチベーションに繋がるからだ。
僕の目標は『1x』に写真が公開できるほどの写真技術を身につけて、その実績をベースに商業写真の依頼を増やすこと。
僕がイメージしているゴールは次のような感じになる。
[YouPic]で写真の技術を磨き → 500pxで海外への知名度を上げ → 1xで世界に向けて写真を収益化した実績を作り → 商業写真家としてデビューする
目次
[YouPic]は写真活動のモチベーションに繋がる
画像引用元 : リョウの[YouPic]アカウント
[YouPic]は、写真技術を磨くには効果的に使える写真公開サイトだと僕は思っている。
理由は冒頭でも話したように、[YouPic]に写真を公開した後の反応率が高く、それが写真活動のモチベーションに繋がるからだ。
例えば、以前に投稿したこちらの写真。
これまでに投稿した写真の中で一番反応が良かった写真で、写真を公開した瞬間に「♡」マーク、つまり「いいね」が100近くついたり、Twiterのリツートのように拡散(シェア)してくれたり。
そもそも写真を公開してから見られるまでの反応率が高く、上記の公開写真で言えば、目のマークが「20083」となっているのがわかるだろうか。
つまり、この目のマークが見られている数を表していて、公開して数日で「約20000PV」を達成している。
これが、[YouPic]で写真を公開するメリットになるだろう。
無料プランでも十分
[YouPic]には無料と有料のプランがあり、無料で利用する場合は12時間に1枚しか写真を公開することができない。つまり、公開する写真は1日2枚までと制限がある。
もちろん有料プランの方が利用できるサービスがあったり、写真の公開制限がなかったりするので、インスタグラムのように少しでも多くの写真を公開したい場合は有料プランの方が向いているだろう。
ただ僕の場合は、1日に1〜2枚程度しか公開しないので、無料プランでも十分だと感じている。
- [YouPic]のプランの比較ページはこちら(英語表記のみ)
世界中の写真家の作品は刺激になる
[YouPic]に限ったことではないが、世界中の写真家たちの作品を見ていると新しいアイデアが浮かんだり構図、カメラの設定、レタッチなどの勉強になる。
海外の写真家たちの作品を見ていると、目線の動きを気にした写真が多いことに気づくはずだ。
著作権の関係で、ここでは見本になる写真家の作品を紹介することができないが、[YouPic]のサイトを見てみると「確かに手前から奥に目線がいく構図になっている」のように日本の写真との違いに気づく。
海外の写真を見て感じたことは次のようなこと。
- 目線の動きを意識した構図になっている
- 水平線を意識している
- 集中線の構図が結構多い
- リフレクト写真も多い
では僕が撮影した写真でご説明しよう。
目線の動きを意識した構図になっている
まずはこちらの手前にボケ感を出して遠くの景色にピントを合わせている写真。
手前にボケ感を出すことで、どんどん奥へと目線を誘導させている。
次の写真では、S字を意識して奥へと目線の動きを意識している。
とくに「S字」の動きは、写真を見る人にインパクトを与えるようだ。
水平線を意識している
海や湖のように「境界線」が目立つ写真の場合は、水平線を意識している写真が多い。
これは日本でも写真を仕事にしていると言われることがあるかもしれないが、海外ではとくに水平線を意識した写真が多い。
たとえば僕が撮影した写真で言うとこちらの写真のように、水平線を意識した写真。
水平線は少しでも傾いていると、なんだか気持ちが悪く魅力的な写真に見えないのは僕だけだろうか。
集中線の構図が結構多い
集中線とは、画角の中央に向かって集中している線で、このような写真。
画角の端から中央に向かって視線が集中する構図。
この構図は海外ではよく使われていて、街中や線路を撮影する時に使われることが多い。
リフレクト写真も多い
リフレクト(Reflect)とは、反映するといった意味があり、水に映った風景を上手に使って上下や左右対象の写真。
たとえば、僕が滋賀の湖で撮影した下記の写真のような感じ。
一般的には上の風景が下の湖(海や川など)に反映された写真をリフレクトと言って、とくに風がなく晴れた日になるとこういったリフレクト写真を撮ることができる。
海外の有名な場所でいえば「ウユニ塩湖」のような写真。
こういったリフレクト写真を撮る場合は、水平線を意識して上下対象になるように撮ることで、アートのような写真になる。
ポートフォリオサイトでは見れない反応
こういった海外に向けた写真公開サイトを使う効果として、ポートフォリオサイトでは見れない反応がある。それが、世界中の人からの評価である。
以前に当サイトで『写真家がポートフォリオサイトを作成する3つのメリット』について話したことがあるが、それは営業ツールの1つとして持っておくと良いということで、拡散するには不十分である。
少しでも早く撮影した写真の反応を見たければ、写真公開サイトにも写真をアップするべき。
僕はポートフォリオサイトは国内向け、写真家公開サイト[YouPic]は海外向けとして使い分けて、ポートフォリオサイトは1年に1回更新、海外向け写真公開サイトは1週間に2〜3回更新を目安にしている。
最後に
商用写真家を目指す者として、モチベーションを維持していくことは大事なことで、モチベーションが下がってしまうと目指すものがなくなって、日常を楽しく過ごすことができなくなってしまう。
もちろんモチベーションを維持する方法は人によって違うので、今回のように[YouPic]で写真を公開するだけではない。
モデルを撮影してインスタグラムで公開することでモチベーションが維持できる写真家もいれば、作品を作って個展を開くことでモチベーションを維持する写真家もいるだろう。
そのモチベーションを維持する1つの方法として、海外に向けた写真公開サイト[YouPic]で自分の写真の反応を見ることが、僕のモチベーションの維持というだけである。
あなたがもし写真家を目指す者として何か物足りないと感じているなら、[YouPic]で海外に向けて写真を公開してみてはいかがだろうか。
現在僕は、[YouPic]、500px、1xの、3つのサイトのアカウントに登録しているが、アート写真家から商業写真家になるまでの道を、少しずつ進むことができている。
興味があれば、ぜひ僕の[YouPic]アカウントを覗いてみてほしい。
[YouPic]Art Photo Ryoのアカウントはこちら
写真撮影費用の目安
京都のアート写真家リョウの撮影費用の目安は下記のようになっています。小規模事業者様に向けた撮影サービスをメインに、ホームページ制作に使用する写真素材、プロフィール写真、商品写真、イメージ写真など、写真撮影だけではなく運営に向けたご提案もいたします。
京都、滋賀、奈良、大阪が主な対応地域ですが、交通費、宿泊費用などお支払いいただけたら遠方でもご対応させていただきます。



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