【雨の日写真のオススメスポット】映画のようなエモい写真が撮れる宇治市太陽が丘

雨の日は、映画のワンシーンのようにエモい写真を撮ることができる最高のシチュエーションである。

晴れの日とは違って強く反射する光がないため、ほんのりと暗い感じが憂鬱な感情を溢れ出させて人らしさを演出してくれる

そこで今回は、現在僕が住んでいる京都府宇治市にある『太陽が丘』と言う場所へ、雨の日の写真撮り歩きに行った写真を紹介したいと思う。

宇治市太陽が丘とは

宇治市太陽が丘とは、運動公園があったり、スポーツ広場があったり、自然ゾーンがあったり、とても広くて家族で遊ぶことができる場所。

電車で行く場合は、JR宇治駅で下車してバスに乗って行かなければいけないが、車で行く場合は広めの有料駐車場があるので、家族でお出かけするのにオススメだ

そして、太陽が丘には蒸気機関車(SL)も展示されているので、お子さんも楽しめる宇治市の有名なスポットである。

わざわざ雨の日に蒸気機関車を撮りに行く人は少ないと思うが、人が少ない雨の日だからこそ、エモい写真が撮れるチャンスである。

たとえばこちらの写真。

傘をさしながら運転席をのぞいて撮った写真だが、人が多い日だと、傘をさしながら撮ることは難しい。

傘をさしたままだと場所を取ってしまうし、ほかの人に雨粒がかかってしまうかもしれない。かと言って、傘を閉じて撮影をするとカメラが濡れていい写真が撮れない。

平日でしかも雨の日だから撮ることができる写真があるので、写真好きなら平日の雨の日も撮りに行く価値は十分にある。

撮影した写真を公開

では、雨の日に京都府宇治市の太陽が丘に撮り歩きをした写真を紹介しよう。

まずは、雨の日の機関車がこちら。

最近は人気アニメの影響もあって、晴れた日に太陽が丘の蒸気機関車を見に来る人も多いが、あえて雨の日に撮りに行くことで、ほんのり暗くエモい機関車の写真を撮ることができる。

このような写真を撮るコツは、一眼レフの撮影モードを『マニュアルモード(M)』にして『F値(絞り)5.6〜9』、『シャッタースピードを1/60〜100』、それに合わせてISO感度を暗めに調整します。

シャッタースピードが若干遅めになるので、手ブレしないようにしっかり一眼レフを持ってシャッターを押す。

ホワイトバランスで雨らしく演出

そして、ホワイトバランスの設定を『K(ケルビン)』にして、青よりの『4000〜4500』あたりにすれば、雨らしいエモい写真が撮れる。

同じ雨の日に太陽が丘の蒸気機関車を撮りに行った時に、傘の先端を写したもの。

太陽が出ていないこの環境で、シャッタースピードが1/1600は暗い写真になる。だけどあえてこの暗さで撮影し、雨粒を強調させることでより憂鬱さが伝わりやすくなる。

ホワイトバランスは、かなり青みを強くするために「K4000」まで下げているが、赤よりの「K6000」にすると、このような感じの写真になる。

無理に赤よりしたことで、昭和っぽさは出るかもしれないが、雨の憂鬱な感じが薄れてしまう。

僕の中では「雨は水なので青っぽく撮る」というイメージあり、青い方が冷たくて憂鬱な感じが表現できる。

ちなみにホワイトバランスの基礎に関する内容は下記の記事で解説している。

雨らしい写真『水たまり』

次の写真は、太陽が丘の駐車場にたまった水たまりを撮った写真。


[ Canon EOS 7D MarkII  ƒ/5  1/250  50mm  ISO800 ]

この場合の写真は、さっきの傘の先端写真の時より暗くなったため、シャッタースピードを1/250にしている。

そしてホワイトバランスを黄色よりにすると、下記のような写真になる。


[ Canon EOS 7D MarkII  ƒ/5  1/250  50mm  ISO800 ]

こうして雨の日らしい憂鬱な感じを撮影すれば、晴れの日には感じることができないエモい写真を撮ることができる。

以前も雨の日にしか撮れない写真について話したことがあるが、雨の日は、人の感情が出やすく自然に歩くだけでも映画のワンシーンのような写真が撮れる。

今回は京都の宇治市にある、太陽が丘の蒸気機関車を雨の日に撮りに行ったが、カメラの設定を暗めにしてホワイトバランスを青よりに設定するだけでも、エモい写真を撮ることができるだろう。

雨だからと言って無理に明るしなくても、雨らしい暗めの写真も普段とは違う写真になって、それが写真技術の向上にも繋がるので、ぜひ、試してほしい。

雨の日の撮影で注意しておくこと

雨の日の撮影は、カメラにとって負担になることが多く、傘をさしていてもいつの間にか雨に濡れることもよくある。

100%濡れないようにすることは難しいが、撮影後のメンテナンスの仕方で一眼レフを長く使えるようにすることはできる。

その方法について、僕が運営している芸術系のブログの方で話しているので、そちらを参考に読むといいだろう。

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