心にひびくアートな写真を目指して〜滋賀県琵琶湖の写真を通して伝えたいこと〜

写真を撮り歩いていると、嫌なことを忘れるくらい集中できる。

個人で仕事をしていると考えることが多く、常に新しいアイデアを見つけなければいけない。

そんなとき僕は、滋賀県の琵琶湖へ行って水の音を聞いたり揺れる波を眺めることがある。

僕は今もアートな写真を目指して撮り続けている

心にひびきやすい写真

体を休めに行くときは常に一眼レフを持って行く。

不思議なことに体が疲れている時の写真は薄暗くて、その時の感情が写真に現れている気がして僕は好きだ。

明るくて綺麗な写真も魅力的だけど、弱っている時の写真は心にひびきやすい。

明るい写真は自分らしくない

写真を始める前は、明るくて画質が綺麗な写真を意識していた。

人物を撮る時も、笑顔で撮るものだと思っていた。

「写真家は明るくて綺麗な写真を撮るもの」

それは単なる僕の思い込みで、本当の写真家は、自分らしく表現してそこへ人を巻き込む写真を撮る人だ。

それを知ったのは、ニューヨークが生んだ伝説の写真家「ソール・ライター」の写真を見た時だった。

ストーリーを感じる写真

ストーリーを感じる写真、それが写真家として目指しているところ。

過去の自分に「もっと自分らしい写真を撮ればいい」と伝えたくて始めたのかもしれない。

ほんのり暗いけど、波の音が心にひびいてきそうな写真。

今になって過去に撮った下記の写真を見ていると、何を伝えたい写真なのかイメージができない。

インパクトはあるかもしれないが、心にひびくものが弱いと言うか、波の音が聞こえてこないと言うか。

写真って、その一瞬の背景を見た人が想像してストーリーを組み立てやすくするものだと僕は思っている。

同じ琵琶湖と流木の写真でも、僕はこちらの方が感情が伝わって、そこにある流木のストーリーを想像してしまう。

ゆらゆら揺れる波の音が聞こえてくるその場所。

砂浜の足跡は、その流木を撮るために運んだ人の足跡なのか。それとも、エモい流木を見つけて恋人と写真映えをいイメージしながら撮影するときについた足跡なのか。

写真にストーリーが見えれば、見る人を楽しませることができる。

これこそ、写真家が撮るべき写真ではないだろうか。

アートな写真が好きになる

写真って人の気持ちで見え方が変化する。

気分が落ちていると、ほんのり暗い写真は憂鬱に見える。

楽しい時に明るい写真を見ると、その1日がより楽しく思える。

だけどアートな写真は、気分が落ちていても楽しい時でも見たくなってくる。

幻想的、神秘的という言葉が合う写真はどれもアートな写真で、写真家のその時の感情が写し出された写真。

僕が目指す写真は「綺麗な写真」「明るい写真」ではなく、心が惹きつけられるストーリー性のある写真である。

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