自然な美肌補正(レタッチ)はこれ!Lightroom CCで簡単に美肌にする方法

今の時代は、スマホの加工アプリを使って美肌補正が簡単にできるようになりました。

だけど「なんか肌感が不自然な感じ」と思ったことはありませんか?

スマホの美肌補正アプリは簡易的なもので、どうしても不自然な肌の質感になってしまいます。

肌を綺麗に見せようとしすぎて「のっぺり」した顔になってしまい、また1から美肌補正をしなければいけなくなる。

その原因の1つが、小さなスマホの画面で指を使ってレタッチをするため、細かい部分のレタッチができないからなんです。

「どうせ見る人もスマホでしか見ないし大丈夫!」と思うかもしれませんが、意外と2本の指で拡大して補正部分を見られていることも多いです。

スマホアプリの美肌補正プリは簡易的なもので、どうしても肌に不自然さが出てしまいます。

人らしい自然な美肌に補正するには、Adobeの「Lightroom」を使ってレタッチをすることで自然な美肌にすることができます

今回はアート×写真家として活動をしている僕がよく使う、レタッチアプリLightroomで簡単に美肌補正をする方法について解説したいと思います。

今回紹介する美肌補正は、ポートレート撮影を始めたばかりの写真家(フォトグラファー)にとっては、必要なレタッチの基本にもなるので、覚えておくといいでしょう。

はじめに

本題に入る前に、今回紹介する「Lightroomで簡単に美肌補正をする方法」はレタッチ技術の基本でもあります。

ですが、どんな写真でもこのレタッチの方法が当てはまるというわけではありません。

僕は3年間、Lightroomを使って魅力的な写真を制作することについて研究してきました。

その中で見つけた美肌補正の1つで、簡単に人らし自然な肌に補正することができます。

もしかすると写真家の間では定番の美肌補正かもしれませんが、案外この方法を知らない人も多いんです。

今回の美肌補正をマスターすれば、モデルさんに喜んでもらえる魅力的な写真をつくることができます。

実際に美肌補正をしてみよう

それではさっそく、実際にレタッチアプリLightroomを使って美肌補正をする流れを解説していきます。

僕がいつもLightroomで肌を補正にする時に使う手法の1つで、80%がこの美肌補正を使って納品しています。

後の20%はPhotoshopで細かく美肌補正をしていますが、最近はPhotoshopなしでも美肌補正ができるようになりました。

Lightroomを使って美肌補正をする主な流れはこのような感じです。

  1. 気になるシミなどを取り除く
  2. 肌を柔らかくする
  3. 明るさを調整する

今回、使用するモデルの写真は、フリー素材サイト『Pixabay』の中からサンプル写真として使用させていただいております。

僕がこれまでに撮影させていただいた、モデルの方への配慮を考えてのことをご理解ください。

それでは見ていきましょう。

気になるシミなどを取りのぞく


元の写真

まずはじめに、修正ブラシツールを使って気になる「シミ」や「できもの」を取りのぞいていきます。

今回のサンプル写真の女性の場合、そこまで気になる箇所がないのですが、数カ所「できもの」が気になる部分があるので消していきます。

じっくり見なければ気にならない程度ですが、黄色い丸の部分を取りのぞいていきたいと思います。

取りのぞきたいシミがある部分にポインタを合わせてクリックすると、その付近の色(近い色)が自動的に選択されます。

色味に違和感がなければ『Enter(エンター)』でシミの部分に自然な色が塗られて隠すことができます。

もし自動で選択された色が不自然だった場合は、自動で選択されている「◯」部分をクリックしたまま色味が合う部分にもっていき、『Enter(エンター)』でシミを隠すことができます。

こうやって気になる「シミ」や「できもの」部分を取りのぞいていきます。

ポイントは、なんでもかんでも除去しないこと

その人のチャームポイントになるホクロや、目立たない程度のシミは残しておいた方が人間らしさが残ります。

もし消していいかわからない場合は、撮影の時にモデルの方に相談してみるといいでしょう。

そうすることで一緒に作品をつくっている感を味わってもらえるので、嬉しさと安心で次もまた撮影をさせてもらえます。

肌を柔らかくする

次は全体の肌の質感を柔らかくするために、ここでは『効果→テクスチャ』のスライダーを『-55』まで下げました。

すると、どんどん肌が滑らかになって、美肌に近づいていきます。

ここで注意しておくことは、テクスチャを下げすぎるとスマホの美肌補正アプリのように「のっぺり」した顔になってしまうので、少しずつ調整していきましょう。

上の写真では『効果→テクスチャ』を『-55』まで下げていますが、よく見ると不自然な肌の部分が出てしまって輪郭がボケてしまっています。

こんな時はテクスチャはそのままで、『明瞭度+20』『かすみの除去+14』に上げることで輪郭がくっきりしてきます。

『明瞭度(めいりょうど)』とは、輪郭のコントラストを調整して強調したりソフトにしたりするものです。

『かすみの除去』とは、写真のかすみの部分を取り除いたり霧っぽくしたりかすみ具合を調整するものですが、美肌補正に使えるので、おぼえておくと便利ですよ。

明るさを調整する

最後に明るさを調整しますが、極端に暗く感じた場合に少しずつ調整するようにしましょう。

今回の写真では、最後に肌の柔らかさを微調整するために「露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウ、白レベル」あたりを微調整しました。

こうして完成した美肌写真が下記になります。レタッチ前とレタッチした後の美肌効果の写真です。

レタッチ処理の段階ではなかなか気づかない部分も、レタッチ前とレタッチ後の写真を並べると違いがわかりますね。

このように、以前まではPhotoshopで気になる肌の部分を細かく指定しながら美肌補正をしていました。

今回のように「Lightroom」を使うことで、わりと簡単に自然な感じの美肌補正することができて、レタッチの時間を短縮することができます。

美肌補正はプリセットでは難しい

「毎回美肌補正の作業は効率が悪くない?」

「Lightroomのプリセットを使えばいいじゃん」

と思う人も多いではないでしょうか。

「安心してください、プリセットを使えば効率よく美肌補正ができます!」

と言いたいところですが、現実的に美肌補正のプリセットをつくってもあまり意味がないんです。

その理由は、撮影した写真によって肌の質感が違うからです。

たとえば、今回のLightroomのレタッチで自然な美肌補正ができたとしましょう。それをプリセット化して他の写真に適用しても、その写真には合わない場合が多いです。

そこが、Lightroomを使ったレタッチの難しいところ。

もちろん、同じ人、同じ角度、同じ距離で撮影した写真のように、すべて同じ条件がそろった環境で撮影した写真であれば、プリセットで美肌補正をすることは可能かもしれません。

だけど「美肌補正のプリセット」をつくるのは、あまりおすすめできません。

僕的には、モデルのその日の状態や写真の状態によって肌の質感が違うため、手動で丁寧に美肌補正をする方が効率がいいと思っています

そうすれば自然な美肌の感じになるし、モデルからも「1枚1枚丁寧に自然な美肌ににしてくれた」と喜んでもらえます。

美肌補正のポイントは2つ

  • あまり深くかけすぎずに自然に肌が馴染む程度
  • 時には撮影したその時の肌の感じを出した方が魅力的になる場合がある

美肌補正は、使いすぎると不自然な写真になってしまうので、必要だと感じた写真にほんのり使うのことをおすすめします。

撮影前にさりげなく肌の確認

ここまでLightroomを使った美肌補正について解説しましたが、事前にモデルの肌の感じを確認しておくことが大切です

ここで大事なのは、モデルの顔をじっと見つめるのは失礼になるので、世間話をしながらさりげなく相手の肌の感じを確認すること。

もちろん、事前にモデルに直接会ってイメージのすり合わせができる人に限りますが、さりげなくモデルの不安な部分を聞き出すのも、魅力的な写真を撮るために必要なこと。

モデルにポートレート撮影を依頼する場合は、その不安要素をなくしてもらう準備が必要です。

とくに最近では、インスタのDMからモデルの依頼をする写真家が増えていますが、下記の記事を参考にして事前準備ができているか今一度確認してみてください。

もしかすると、モデルが不安になるようなDMを送ってしまっているかもしれませんよ。

インスタからモデルに撮影依頼のDMを送る前に必要なこととは?

女性モデルの場合は、その日の体調によって肌の感じも変わってきます。

たとえば、睡眠不足が続くと肌が荒れてしまったり、疲れがたまると顔にできものができたりします。

毎日のように肌のお手入れをしていても、撮影当日の肌が100%健康な状態とは限りません。

モデルにとっては撮影当日の肌の感じが気になって不安な人もいるので、事前に過去の写真を見てもらうのも安心につながります。

過去の写真を見えもらう方法は2つあります。

  • SNSに投稿した過去の写真を見てもらう
  • ポートフォリオサイトを見てもらう

SNSに投稿した過去の写真を見てもらう

肌の調子が悪いからと言って、前日にポートレート撮影をキャンセルするモデルは滅多にいません。

傷ができていたり大きく荒れてしまった場合は別です。

僕が今までに撮影させてもらったモデルの中には、肌荒れが原因で前日にキャンセルした人はいませんでした。

もちろん、撮影中に肌を気にしている人はいます。

顔のアップを嫌がる人もいれば、撮影直後にカメラのモニターを見て「私、肌荒れてますよね。。。」と不安になる人も。

その場合は、過去に自分がレタッチした写真を見てもらうと安心されやすいです。

事前に自然な美肌補正をすることも伝えておくと、モデルは安心してポートレート撮影を受けてくれます。

サンプル写真を持ち歩く方法もありますが、最近はSNSに投稿することが日常になっているので、プリントした写真だとイメージが伝わりにくいんです。

なのでサンプルを見てもらう場合は、SNSに投稿した画像やスマホの画面で見てもらった方が伝わりやすいです。

それに、モデルになってくれる人もSNSに投稿するときのイメージがしやすく、撮影者の名前入りで投稿してくれる可能性が高くなります。

インスタグラムの新規フォロワーを増やすには、フォロワーと楽しくやり取りをしている感をアピールすることが大切なんですね。

ポートフォリオサイトを見てもらう

過去の写真を見てもらう方法として、ポートフォリオサイトを持つのも効果的です。

SNSの場合、投稿する時点で画像サイズが縮小されてしまうため、スマホの画面をズームして見ると、肌が荒く見えてしまいます。

せっかく美肌補正したのに、投稿した写真が荒くなってしまうと、美肌の上手さを感じてもらえません。

その点ポートフォリオサイトなら、ある程度大きな画像サイズで公開しているため、スマホでズームにしても肌の感じは綺麗なままで見ることができます

その他にも、写真家がポートフォリオサイトを持つメリットがあるので、下記の記事も合わせて読んでみてください。

写真家がポートフォリオサイトを制作する3つのメリット

最後に

冒頭でも話したように、今回紹介した美肌補正の手法は、Lightroomのレタッチ技術の基本と言ってもいい部分になります。

いつもLightroomを使ってレタッチをしている人にとっては、当たり前の手法かもしれません。

だけど、僕の周りにいる写真家(フォトグラファー)に聞いてみると、意外と今回の美肌補正を知らない人が多いんです。

なので、ぜひ参考にして人らしさのある美肌補正をしてみてください。

写真家としての技術を上げるためには、撮影のスキルだけではなく、レタッチのスキル、ブランディングのスキル、マーケティングのスキルなども必要になってきます。

あとLightroomのレタッチ技術を身につければ、プリセットを販売して副業することもできます。

現在スマホの美肌補正アプリを使っているなら、この機会に「Lightroom」に切り替えてみてください。

SNSに投稿する写真のクオリティーが、一気に上がりますよ。

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