ここ数年、個人でビジネスを始める人が増えてきたことで、どんどん需要が高まっているプロフィール写真の撮影サービス。
とくに、SNSのアイコンやホームページに使用するプロフィール写真の撮影サービスを始めるフォトグラファーが増えてきた。
今の時代には欠かせない『プロフィール写真撮影サービス』。その写真で第一印象が決まってしまうほど、とても重要な写真だ。
目次
コロナ時代で厳しくなった写真業界にも光が
プロフィール写真の重要性について話す前に、今の時代を生き抜くための話をしよう。
誰もこんな時代になるとは予想できなかった、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大。まさか、写真業界もここまで影響が出るとは思わなかった。
感染を防ぐためにマスク着用が必要とされ、人との間隔や室内での人数制限など。写真業界も、スタジオ撮影が不安というお客様が増え、屋外でもマスク着用での撮影が条件になったりで、集中できない環境での写真撮影はとても辛いこと。
仕事だけではなく、日常生活においても過ごしにくい時代になってしまったと感じている。
まさか、自由に外を歩くことさえ気を使ってしまう時代になるなんて。だけど、2023年になってようやくコロナも収まり、企業、飲食店、ブライダル業、写真業界も少しずつ回復のきざしがようやく見えてきた。
個人で仕事を始める人が増えて写真撮影の需要が高まる
そんなコロナ禍を経験したことで、本格的に個人ビジネスを始めた人も多いのではないだろうか。
例えば、これまで副業で続けていたアフィリエイトの経験を活かして、教材を作ってオンラインで販売を始めたり。独学でサイトを立ち上げた経験を活かして、サイト制作のサービスを始めたり。
個人でも仕事につなげるために、マーケティングやブランディングのスキルを身につけたり。
コロナはたくさんの人たちを「ピンチ」にしてきたが、それをうまく活用して「チャンス」に変えた人もたくさんいる。
これからの未来は、奇抜なアイデアと個人で行動するスキルの高さに魅力を感じて、仕事を依頼する企業が増えててくると言われている。
インフルエンサー、ブロガー、フリーランスなど、遠い存在である芸能人には感じることができなかった、個人だから感じることができる身近な存在感。
そんな身近な人がすすめる商品は、一般目線で評価してもらえるため購入されやすく、企業にとっては魅力的な人というわけである。
サイトを立ち上げる人が増えた
そして今の時代はサイトを立ち上げる費用も、以前に比べるとコスパが良くなり、個人サイトやブログを始める人も増えている。
ブログと言っても、約1万円でSEOに強い有料テーマを使えば検索を上げることもできるし、個人でも知名度を上げる方法はいくらでもある。
例えば、僕が運営している、こちらの芸術系のブログも有料テーマを使って書き続けているが、ようやく検索順位も上位をキープできている。
「TCDテーマ」とは?シンプルで使いやすくSEOに強い収益ブログにおすすめのWordPressテーマ。| 理想的芸術生活
ほとんど有料テーマを購入した時のまま使っていますが、検索結果は10〜13位と、個人としてはまあまあの順位になる。
SNSマーケティングをする個人が増えた
そしてアフィリエイトやコンテンツ販売で重要になってくる「マーケティング」もGoogleで検索すれば、ある程度の知識を学ぶことができる。
今の時代は「大学卒業」とか「独学」とか関係なく、それ以上に個人でもマーケティングができる人、ブランディングが得意な人が選ばれる時代。しかも、今ではオンラインで知識を身につけることができる便利な時代になった。
このように個人で活躍する人が増えてきた今の時代だからこそ、重要になっているのが「プロフィール写真」ではないだろうか。
プロフィール写真は重要
ずいぶん待たせてしまったが、ここから「プロフィール写真が重要な理由」について話していくことにしよう。
SNSでもサイトでも同じだが、プロフィール写真はそのアカウント(オーナー)の顔になる重要な写真になる。
極端にいえば、プロフィール写真の第一印象でその人の価値が決まると言ってもいいだろう。
スマホで自撮りをした写真を使う人も多いが、仕事としてSNSやサイトを運営するなら一眼レフでプロフィール写真を作る方が、魅力を感じてもらいやすい。
一眼レフで撮影した写真で熱量を伝える
一眼レフでプロフィール写真を撮影することで、その仕事への熱意が伝わりやすくなる。
最近のスマホカメラは、とても進化していて、画質も綺麗で加工アプリも精度が高く、簡単に美肌にしたり目を大きくしたり、背景を合成することができて、写真家として危機感がある。
だけど、せっかく魅力のある投稿をしているのに、スマホで自撮りした写真をプロフィールのアイコンに使っているのは勿体ない。
スマホで自撮りしたアイコンは、どうしても趣味の延長上に思われていまうし、とくに、インフルエンサーとしてSNSで案件を紹介するなら、SNSのプロフィール写真にもこだわる方が魅力は上がるだろう。
「フォトグラファーに撮ってもらった写真」とアピールした方が、インフルエンサーとしての熱量の伝わり方も違ってくる。
人を惹きつけるプロフィール写真
SNSでもサイトでも、人を惹きつけるプロフィール写真を公開することが大事だが、ただ綺麗な画質でカメラ目線で笑顔で撮った写真では魅力は伝わらない。
カメラ機能の進化で綺麗に明るい写真を撮る人が多くなっている今だからこそ、そう言った人たちとは違った「こだわり」をもつことが大切なのである
では、ユーザーに魅力を感じてもらうプロフィール写真にするにはどうすればいいのか。
それは、あなたのブランドの顔になるプロフィール写真を撮って、あなただから語ることができるストーリーを発信し続けること。
不特定多数に向けてではなく、一部の人に向けて発信することが大事で、極端に言えば、1人の相手に向けて発信するイメージを意識することが大切だ。
プロフィール写真のストーリーを伝える
プロフィール写真の魅力を感じてもらうには、その写真を撮影した背景にあるストーリーを伝えることも大切だ。
例えば、僕は現在SNSのアイコンには、このような写真を使っている。(※2024年に50歳になったキッカケでアイコンを変更した。)
画像引用元 : 京都の写真家リョウのInstagramより
この写真は僕にとって印象に残ってる写真だ。
元々僕は、10数年前に一眼レフを趣味で始めていた。必死でお金を貯めて購入した「Canon40D」の一眼レフ。
初めてその一眼レフで撮影の勉強をしにいった時に、プロフォトグラファーに撮ってもらった写真である。
(※2024年に50歳になったキッカケでアイコンを変更した。)
たしか、京都の嵐山で空高く伸びている竹を撮っていた時だった。
その時、撮った竹の写真がこちら。
撮影 : 一眼レフを初めて持った写真家リョウ
初心者にしては上手に撮れていると自画自賛しているが、あなたにはどう感じるだろうか?
初めてなのにここまでの写真を撮ることができたのは、写真を撮影している隣でプロフォトグラファーが熱心に明るさを調整する方法や、ホワイトバランスについて教えてくれたおかげだ。
今この写真を見ると、笹の葉の明るさが飛んでいて「もう少しシャッタースピードを上げても良かったかな」と思うが、当時の僕にはどこが失敗なのか見分けることができなかった。
この写真を見ると、そんな思い出がよみがえってくる。
少し話がそれたが、現在僕がSNSに使っているアイコン写真は、必死に竹の写真を撮っている僕の姿をプロフォトグラファーがシルエットのようにカッコよく撮ってくれた写真。
これを見た瞬間、僕は「こんな感じの心が揺さぶられる写真が撮りたい!」と強く思い、その気持ちを忘れないためにSNSのアイコンに使うことにした。
僕の撮影している姿をローアングルから撮ってもらった写真は、2007年に撮ったもの。
もう10年以上も前の写真だが、僕は写真を撮りたくなった気持ちを忘れないために、今でも使い続けている。
(※2024年に50歳になったキッカケでアイコンを変更した。)
徹底的にプロフィール写真にこだわる
SNSのアイコン写真はスマホでしか見ないし、「どうせ小さくて見えにくいからスマホで自撮りで十分」なんて思っていないだろうか?
ユーザーは気になるアカウントがあれば、SNSのアイコンをタップして拡大して見ているかもしれない。
このように、SNSのアイコンをタップしたら...。
拡大表示して見ることができる。
そもそも画像が荒いとその人の魅力が半減してしまう。
SNSを仕事に使うならアイコンにこだわって、おしゃれなプロフィール写真でアカウントをアピールすることも大切だ。
プライベートでSNSを使う場合はこだわる必要もないですが、仕事でSNSを使うならフォトグラファーに依頼して、徹底的にプロフィール写真にこだわることも考えて見てはいかがだろうか。
最近だと、サクッとプロフィール写真を撮影するためのマッチングサイトも増えてきているので、探せば1万円以内で撮影してくれるフォトグラファーもいる。
写真家リョウのプロフィール写真撮影
僕は現在SNSのプロフィール写真、サイトのプロフィール写真に特化した写真撮影サービスをしている。
「なぜプロフィール写真撮影がメインなの?」と疑問に思うかもしれないが、僕は2019年から本格的に写真家として活動をしてきた。
主に、フリーモデルの方と作品撮りをすることがほとんどで、こうして作品撮りができるよになったのが2021年で、2021年〜これまでに16名のモデルの方と作品撮りをすることができた。
撮影のコンセプトは「雨の日をシネマティックに撮る京都の写真家」。
映画のワンシーンのように心が揺さぶられる写真を撮って、『あなたらしさ』を感じることができる自然でシネマティックな写真を目指している。
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