「いつもとは違った感じに桜の写真を撮ってみたい」
そう思って、地元の宇治市の桜を撮りに行くことにしました。
宇治市といえば10円玉の裏のデザインになっている『平等院』や『宇治川』などがあり、海外からの観光客も増えてきています。
例えば、下記のサイトのような観光名所もあります。
そんな宇治市は春になると綺麗な桜がたくさん咲く地としても有名です。
僕は宇治市に住まいを移して10年以上経ちますが、今でも春になると宇治川へ桜の写真を撮りに行きます。
桜をアートに撮る
せっかく写真家をしているなら、ただ綺麗な桜の写真を撮るだけではなく、アートな世界観を意識して撮ってみよう。
もしかすると癖が強い桜の写真になるかもしれませんが『京都のアート写真家』らしい世界観にしたらどんな桜の写真ができるんだろう。
そう思って、僕なりのアートな桜の写真を撮ってきたので、本記でお届けしようと思います。
定番の桜と空のコラボレーション写真
まずは定番の青い空をバックに桜を遠目から撮った写真です。
このフレーミングって結構定番なんですけど、僕のこだわりは、ほんのり太陽の光を入れてフレア効果を出したところ。
太陽の光をガッツリ入れるわけでもなく、光を避けるわけでもなく、ほんのりと画角の端に入れてフレア効果を柔らかくしているところ。
合成や加工はしていません。
僕はこの光の使い方をよくするのですが、さりげなく太陽の光を入れることで写真にプリズム効果が出て、アートな写真になるんです。
撮るときのポイントは、太陽をフレーミングの枠ギリギリに配置して、少しずつ太陽の光を入れること。
太陽の光が入りすぎると風景が白飛びするし、光を入れなさすぎるとプリズム効果が出ないので、少しずつカメラを動かすことがコツです。
背景に日本らしさを入れる
次の桜の写真は、宇治橋の赤い色を入れて日本らしさを入れた桜の写真です。
青い空と宇治橋の赤い手すりを桜越しに入れると純和風だけど、アートな写真を撮ることができました。
上記の写真は、空の色をLighteoomで多少青味をプラスしていますが、ほんの味付け程度です。
できるだけ一眼レフのホワイトバランスで色温度を調整して、Lightroomでは味付けとしてレタッチするのがオススメ。
ホワイトバランスについては下記で解説しています。
桜の中から伸びる街頭
次の写真は桜の木を見上げると、京都、いや宇治市にらしい街頭が見えていたので、桜越しに撮った写真です。
この日は天気が良く空が綺麗な青色をしていて、ピンク色の桜の花と青い空だけでも綺麗なんですが、宇治市らしさを出すために街頭を入れてみました。
この写真は少し遠目から、レンズの焦点距離を135mmに合わせて撮影しています。
使用したレンズはSIGMAの『18-200mmズームレンズ』。
以前にSIGMA『18-200mmズームレンズ』についての記事を書きましたが、僕の作品にはこの18-200mmズームレンズの相性が良いです。
コントラストの強さ、フィルム調な仕上がりになりやすい点がお気に入りのポイント。
空に咲く桜の花と雲
次の写真は遊び心を出してみたら、アート作品のような桜の写真になりました。
桜の花とその下に写る雲の形が似ていたので、ねらって撮ってみました。
この日の空の色が絵の具で塗ったように綺麗な水色の空で、雲をぼかすことで絵のような質感を出すことができました。
桜の花
最後の写真は、一面に桜の花を入れた桜の花の写真です。
SIGMA18-200mmのズームを活かした桜の写真。
焦点距離200mmといっぱいまでズームにして撮ると、少し高い桜の写真を撮ることができます。
写真で見ると遠くなのか近くなのかわからないですが、太陽の光が綺麗に桜に当たっているところを見つけたので、200mmズームで撮りました。
最後に
桜をアートに撮るといっても、特別なカメラを使っているわけでもなく、高額なレンズを使っ永るわけでもありません。
構図、色温度、絞り、レタッチを組み合わせることで、アートな写真を撮ることができます。
ぜひ桜の綺麗なうちに、あなたらしいアートな桜の写真を撮ってみてください。
ー今回の撮影スポットー
京都府宇治市にある宇治川沿い。写真家リョウが執筆した『地元の宇治市を撮り歩いて気づいた魅力〜Vol.5〜撮り歩きコース編』を参考にしてください。
写真家リョウの額装作品
Edition coa#11
日常の中に見つけた
アートな世界。
シンプルで心にゆとりが生まれる
額装写真。
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