雨の日が好きになる | 京都の写真家が立ち上げたプライベートブランド『雨の雫』

「行動力は大事!」

そんな言葉を数年前から意識していたので、雨の日の写真を撮り歩いて雨の魅力を感じたことがキッカケで個人ブランド『雨の雫(あめのしずく)』を立ち上げた。

本来なら、雨の雫(あめのしずく)を英語表記で『RAIN DROPS』と表記したかったが、すでに商品を提供している事業があったので和名で立ち上げた。

そこで今回は、写真家をしている僕が、なぜ個人ブランド『雨の雫』を立ち上げたのか。何を目標にするブランドなのか。

僕が個人ブランドを立ち上げたストーリー、ブランドコンセプト、活動内容について紹介したいと思いう。※以降「個人ブランド」を「PB」と表記している。

プライベートブランド雨の雫

写真家リョウが立ち上げたPB『雨の雫』のオフィシャルサイトはこちら

PB『雨の雫』を立ち上げた理由

僕がPB『雨の雫(あめのしずく)』を立ち上げた理由。それは、雨が嫌いだった僕が雨の日の撮り歩きを続けてきたことで雨の魅力を知り、雨の日になると憂鬱になってしまう悩みを解消できるように「雨の日が好きになる」キッカケになってほしいからである。

雨が与える心への効果

僕の周りには、「雨の日は体調を崩すし、ジメジメして不快な気持ちになるから嫌い」という人が多い。だけど、雨には心をリラックスさせる効果があると言うことを知っているだろうか。

雨の音が心地よく聞こえて心をリラックスさせてくれる。それに、ほんのり薄暗い雨の風景には映画のワンシーンのように心が揺さぶられる写真を撮ることができる。

詳しくは、僕が運営している芸術ブログ『理想的芸術生活』の方でも語ってるので、ぜひ読んでみてほしい。

雨の日は気分転換に効果的。『今日は雨か…』雨の日の良さを知ることで心をリラックスさせることができる | 理想的芸術生活ブログ

雨が好きになると心にゆとりができる

「雨には心をリラックスさせる効果がある」と話したが、心がリラックスすることで、心にゆとりをもつことができ、仕事への集中力がアップし、質の高い仕事をすることができる

それに、心にゆとりができることで視野が広がって面白いアイデアが浮かんだり、ストレスをやわらげることができる。

そもそも僕は雨が嫌いだった

僕は、写真家になるまでは雨が嫌いだった。

子供の頃の家族で海水浴に出かけた時の話になるが、その時、午前中は晴れていて楽しく海で遊んでいた。

ところが、昼近くになると天候が急変し、突然大雨が降りだした。いわゆる、ゲリラ豪雨ってやつだ。

海水浴に来ていた人たちは急いで雨宿りをするために、近くの海の家へと走る。

幼い僕にとっては、大雨(ゲリラ豪雨)に遭遇するのは初めてのことだった。

両親が慌てて海の家に向かうのに必死でついていき、なんとか海の家にたどり着いたまではよかったが、僕は初めての大雨がシャワーのように思えて楽しくなっていた。

そんな僕は、海の家の前で一人で遊んでいた。すると、突然目の前が突然明るく光、金属がぶつかり合うような大きな音が鳴った。つまり、僕の数メートル先に雷が落ちたのである。

とても大きな音と体に響く振動。僕はショックを受けて、泣き止むことができなかった。

それ以来、僕は「雨が降ると目の前に雷が落ちる」というトラウマで、今でも雷がなると「また目の前に落ちる!」と怖くて体が震えてしまうほど。

それが、雨が嫌いになった原因である。

写真を始めたことで雨を好きになる

写真家になって初めてモデルを撮影させてもらった日のことだった。

初めてモデルにポートレート撮影の依頼をし、楽しみにしていた撮影当日がまさかの雨。

その時は「しとしと降る雨」の程度だったが、僕には雨の日のトラウマがある。

だけど、当日に突然キャンセルをすることはモデルに失礼になってしまう。

仕方なく雨の日のトラウマを抱えたまま、撮影を決行することにした。

何枚か写真を撮っていくうちに、モデルの表情、雨の景色、光の弱い雨の日の雰囲気が綺麗で、映画のワンシーンのようなシネマティックに見えた。

その時に撮影した写真がこちら。

このときのモデルは、インスタグラムのインフルエンサーで活躍をされている「福満香織(@mrsearth_kaori)」さん。

これまで雨の日に作品撮りをさせていただいたモデルさんたちの記事もあり、下記にまとめておくので、そちらも読んでみてほしい。

僕は自分で撮影した写真を見て「すごくシネマティックで心が惹きつけられる!」と自画自賛してしまった。

こうして僕は雨の魅力に気付き、どんどん雨の日が好きになっていった。

PB「雨の雫」3つの取り組み

雨嫌いの僕が雨を好きになったことで立ち上げたPB「雨の雫」だが、ただブランドを立ち上げたわけではない。

PB「雨の雫」として目指すところは、次の3つ。

  • 雨が好きになる額装写真作品制作
  • 伝統工芸と連携した商品開発(思案中)
  • SDGsに貢献できる芸術活動(思案中)

これが、PB「雨の雫」の目指す部分である。

雨が好きになれる商品を提供する

「商品を提供」というと企業的なイメージをもたれてしまうかもしれないが、僕は個人事業主(フリーランス)である。

ただ「商品を提供」と言う方が、PB「雨の雫」の取り組みへのモチベーションが上がるので、使わせていただくことにした。

雨の日が好きで、雨の日の写真を撮っている僕だから伝えれる、雨が好きになるための商品。

それを身近に感じてもらうために「雨の雫」の商品を提供を目標にした。

伝統工芸とコラボをした商品開発(思案中)

ただ雨の日に関する商品を提供するだけではなく、日本の素晴らしい伝統工芸とコラボをした商品で、伝統工芸の魅力を後世に残していける取り組みも考えている。

僕がデザインした雨の日に関連する商品と伝統工芸を掛け合わせること。

現在、僕が企画しているのは「藍染」とのコラボ商品だったり、「組子」とコラボした雨に関連する商品。

まだ企画段階で問題は山ほどあるが、1歩1歩あせらずに前進しながら魅力のある「雨の日コラボ伝統工芸品」を作りたいと思っている。

SDGsに貢献できる芸術活動(思案中)

伝統工芸は、SDGsとの関わりもある。

例えば、
SDGs17の目標の12番目「つくる責任、つかう責任」では、「ものを大切にする」と言う取り組みに関わりがあり、伝統工芸品の修繕をして持続可能な伝統工芸品へとつなげる意識をもつ。

金継ぎ」と言う伝統技術は、割れたり欠けた陶器を継ぎ合わせる伝統技術だが、つなぎ合わせた部分が魅力的な模様になると言う伝統的なもの。

伝統工芸は、職人が1つ1つ丁寧に作り上げるものであり、それを少しでも長く使うことでクリーンな地球環境に貢献できると言われている。

PB「雨の雫」では、以上を踏まえた3つの取り組みを目指している。

PB「雨の雫」のロゴの意味

PB「雨の雫」のロゴについても触れておこう。

まず背景の青色から白へのグラデーションの意味は、雨の雫がしとしと落ちるイメージと藍染の色のイメージを掛け合わせたイメージカラーを使っている。

「雨の雫」の文字は、雨の雫と雨宿りをイメージしたフォントを選び、「RAIN DROPS」の文字は、当サイトのロゴと同じフォントを使用して関連性のあるブランドを意味している。

『雨の雫』のサイトもあるので、少しでも興味があれば、覗いてみてほしい。

プライベートブランド雨の雫

写真家リョウが立ち上げたPB『雨の雫』のオフィシャルサイトはこちら

最後に

今回は、写真家として活動をしてきて、雨の日が好きになってもらえる活動として、PB「雨の雫」の立ち上げについて話してきたが、興味をもってもらえただろうか。

個人(フリーランス)は企業とは違い、商品開発へのステップアップの壁は高く、1人で「3つの取り組み」を達成することは難しいもの。

職人の方と連携し、お互いの苦手とする部分を助け合いながら、世界に伝統工芸の魅力を発信するのも1つの方法だと考えている。

現在の僕は3つのサイトを運営している。

それを伝統工芸の魅力を発信する場所として使っていただくことで、伝統工芸に関わる「ブランディング、マーケティング」の部分をカバーできると考えた。

伝統工芸の問題点の1つとして「後継者不足」と言われているが、今の時代はSNSやブログで発信することも知名度を上げるために必須になってくる。

僕は写真家だが、文章ライティング4年、ブランでイング3年を経験し、今も常に勉強しながら執筆を続けている。

写真家リョウが立ち上げたPB『雨の雫』のオフィシャルサイトはこちら

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