「雨の日は憂鬱になる」と感じる人は、この日本にどれくらいいるのだろう?
湿気でジトジトして不快感があったり、楽しみにしていたお出かけができなかったり。
雨はマイナスの印象が強いと思われているが、実は、雨には心をリフレッシュする効果があるのをご存知だろうか?
そこで今回は、僕が実際に雨の日に撮り歩いて「心がスッとした」瞬間を撮った写真を紹介しようと思う。
もし「心をリフレッシュさせたい!」と思って本記事にたどり着いたなら、ぜひ僕が撮影した雨の写真で心の疲れを癒してほしい。
ちなみに、雨にもいろいろな名前がついていて、僕が立ち上げた個人ブランドのサイトで紹介しているので、覗いてみてほしい。
目次
心が揺さぶられた雨の日のシーンをお届け
ではさっそく、僕が雨の日に撮り歩いていて、心が揺さぶられた瞬間の写真をお届けしよう。
傘と雫
雨の日に透明傘をさして歩いていると、傘についた「雨の雫(しずく)」が一滴一滴おちるたびに、心の疲れがどんどんとれていくような感覚になった瞬間の写真だ。
透明傘だから見ることができる雨の雫の姿。
傘の表面を静かに滑り落ちていく光景に、心が「ホッ」として、しばらくずっと見ていた。
おとぎ話のようなシルエット
アート×写真家として初めてモデルを撮影した写真だが、撮影当日があいにくの雨。だけど、撮影を続けていくうちに、雨の日の写真は映画のワンシーンのようなシネマティックな写真になることを知った瞬間だった。
上記の写真を撮った場所は、雨宿りをするために立ち寄った車道の高架下。
撮影アイテムのために持ってきていた、雑貨のランタンとモデルのポージングがおとぎ話に出てくる風景に見えないだろうか。
雨粒
雨の日の街を撮り歩いていると、少し強く雨が降ってきたので車に乗ってフロントガラス越しに撮った写真。
車のフロントガラスに落ちてくる雨粒を見ていると「地球にはこの『水』が存在するから青くて素晴らしい世界を感じることができているんだ」と、改めて気づかされた。
この写真を撮った場所は滋賀県の琵琶湖沿い。
雨粒で遠くは見えないが、風景だけではなく目の前の「雨粒」にも魅力を感じた瞬間だった。
人は遠くを見ようとして必死になり、近くにある素晴らしい世界に気づかず、あとで後悔することがある。
時には目の前にあるものを見ることで、新しいアイデアが生まれることも多いと教えてくれたのかもしれない。
雨の中ではしゃぐ子供のように
綺麗で大人っぽいモデルさんも、雨を見ると楽しくなって子供のようにはしゃぐこともある。
赤い傘に落ちる雨の雫の一滴一滴の小さな音がしたり、木の枝を揺さぶって落ちる雨粒の音で雨の日の撮影が楽しかったようだ。
雨宿り
先ほどの雨の日にモデルを撮影していた時の写真で、少し強く雨が降ってきたため、高架下で雨宿りをすることになった。
そんな時に、モデルさんが何気なくランタンを枯葉に混ぜていたところ、その風景に心が揺さぶられたので撮らせてもらった。
遊び心って大事で「新しいアイデアは遊び心から」とよく聞くが、本当にその通りだと思う。
雨とアスファルト
日常では当たり前の存在で、なかなか意識して見ることがないアスファルト。
汚れたアスファルトを雨の水が洗い流してくれているのを見ると、自分の心も洗い流してくれているような感覚になるのは僕だけだろうか。
憂鬱な感情になりやすい雨の日だが、たまには雨をじっくり観察してみると、心がリフレッシュされることもある。
湖-rake-
日本には壮大な湖、池、川、海など、水が溜まる場所があり、そこに雨粒が落ちると、まん丸の波紋ができて、どんどん大きく広がっていく。
その小さな雨粒から大きく広がる波紋のように、自分がもつアイデアもどんどん広げることができると思えるようになる。
僕は「芸術で地球を塗り替える」というのを、芸術活動のコンセプトにしている。
この世界の本当の姿は、自然がつくりだす芸術作品のような模様や形であふれかえっていて、雨の日も撮り歩きをすることで、普段意識して見ていなかったことが芸術作品のように見える時がある。
僕はその地球が創りだした芸術を、より身近に感じてもらいたくてアート×写真家の活動を続けている。
雨の効果
雨には心をリラックスさせる効果があり、雨の日の気分転換の方法がいくつかある。
- 雨の音を聞く
- 窓際で読書をする
- 自宅時間を利用し絵ストレッチをする
- 雨の日の写真を撮る
その効果について、僕が運営している芸術系のブログでも語っているので、雨の日に心をリラックさせる過ごし方として取り入れてみてはいかがだろうか。
雨の日は気分転換に効果的。『今日は雨か…』雨の日の良さを知ることで心をリラックスさせることができる
そうすれば、雨の日の魅力を感じることができて、雨の日も楽しく過ごすことができるだろう。
青の効果
青色には、冷たい、寂しい、悲しいと言うネガティブなイメージがあるが、一方では、涼しい、冷静、誠実、自由、爽やかと言うポジティブの印象を持つ人が多い。
日常生活の中で、悩み、不安、ストレスを抱えている人が「心を落ち着かせる」ために、知らずのうちに青いものを見る習慣があるからだろう。
雨の日というのは、薄暗く憂鬱になってしまうイメージがあるが、雨の日に街を歩いてみると、「水、青い」と連想されるため、心が洗い流される感覚になってくる。
・車のフロントガラスやカフェの窓についた雨粒
・歩いている道の濡れたアスファルト
・湖や池、海や川に落ちる雨がつくりだす波紋
晴れた空の青色とは違った、雨の日だけのシネマティックな青色を感じることができるだろう。
雨の日のポートレート撮影
雨の日をねらってポートレート撮影をすることは難しいが、偶然、撮影当日が雨の日になることもある。
僕は撮影当日が多少の雨でも、ポートレート撮影をするようにしていて、雨の日のポートレート撮影は、晴れの日と違ったシネマティックな写真が撮れる。
雨の日のポートレート撮影では、透明傘で撮ることでモデルの魅力をさらに上げることができるし、写真の中にドラマが生まれる。
最後に
雨の日は体調が崩しやすく憂鬱な気分になってしまうが、雨の日は「水が流れる音」が聞こえることで、心が洗い流されるイメージがあって心をリフレッシュさせる効果がある。
実は僕も雨が嫌いだった。だけど、アート×写真家として雨の日の写真を撮り続けていくうちに雨の魅力を知り、雨の日が好きになった。
ぜひ雨の魅力を知って、雨の日を楽しく過ごせるようになってほしい。
最後にもう一度言っておこう。
雨にはいろいろな名前がついているので、それを知れば、雨の日もだんだん好きになって楽しく過ごすことができるだろう。
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