写真家が仕事に繋げるために必要な考え方とは?

アート写真家になって約5年。

写真家公式サイトを立ち上げ、アート写真家としての想いを伝える記事サイト(コラム)を書き続け、写真を見てもらうためのポートフォリオサイトの準備が整った。

これまで写真家として仕事に繋げるために色々なアイデアを考えてきたが、そのほとんどが失敗に終わっている。

それほど、個人の写真家が仕事に繋げることが難しいものである。だからと言って、写真家をあきらめると言うわけではない。

失敗した理由は、これからの写真家に必要な知識が足りなかったからで、その知識を身につければ仕事に繋げることができるだろう。

今回は、僕なりの「写真家が仕事に繋げるために必要な考え方」で、100%正しいわけではないが、世の中の流れを見ていると決して間違いではないだろう。

アート写真家としての、僕の想いに共感していただけたら嬉しく思う。

企業との仕事を目標にする

これまでの僕は、個人からの依頼を目標に写真活動をしてきた。プロフィール写真撮影、作品撮り、ポートレート撮影など。

だけど、個人から仕事の依頼を受けるのは限界がある。

そこで今後は「企業と価値のある写真コンテンツ」を創り上げていくことを目標にすることにした。

個人からの依頼を断ると言うわけではないが、個人からの依頼を受けるにはハードルの高さ、リスクの大きさが出てくる。

個人からの依頼の場合は、写真の仕上がりの明確なイメージがなく「お任せします!」と言うことが多い。

そうなると、写真にまとまりがなくなってしまい、誰でも撮ることができる記念写真になってしまって、お客様にガッカリされてしまう。

企業と仕事をする場合は、すでに明確なイメージがあるため、そこに向けてどんな写真にすればいいのか、何を準備すればいいのかなど、アイデアを決めることができる。

これから写真家としての仕事を考えているなら、企業と価値のある写真コンテンツを創り上げていくことが必要になってくるだろう。

企業がどんな写真を求めているのか

企業と価値のある写真コンテンツを創り上げるには、企業がどんな写真を求めているのかをメインに考えなければいけない。

企業が写真家に求めている写真とは、企業の先にいるユーザーの行動に繋がる写真を撮ってもらいたいと思っているのではないだろうか。

例えば、

企業が提供しているサービスや商品を紹介しているサイトを見たとき、そのサービスや商品を使用しているイメージができれば、ユーザーは次に「購入」または「来店」と言う行動に移すだろう。

このように、企業の先にいるユーザーが「使用しているイメージがしやすい写真」企業のサービスが「今の自分にとって必要だと感じる写真」これこそが、企業が写真家に求めてる写真である。

写真家の仕事に繋げるための考え方

ここまで、企業が写真家に求めている写真が「新規客や顧客が使用しているイメージができて、自分にとって必要だと思ってもらえる写真だ」と話してきた。

そこでこれからの写真家が仕事に繋げるには、企業の先にいるユーザーの行動をイメージするだけでは不十分だと僕は感じている。

これからの写真家は、ブランデンングやマーケティングの知識をもっておいた方がいい。

まずは現在の自分が、写真家としてどれくらいの知名度があるのかを分析してみてほしい。つまり「エゴサーチ」すること。

「エゴサーチ」とは、SNSやネットで自分の名前を入力して検索すること。

くわしくは下記の記事で話しているので、参考に読んでみてほしい。

エゴサーチをするのは、今の自分がどのように評価されているのか、どれくらいの知名度があるのかを分析することができる。

エゴサーチをして現在の自分を分析をすることで、ブランディングやマーケティングの方向性が明確になる。

もちろん企業自身も、ブランディングやマーケティングの知識はあるだろう。

だけど、写真家自身もブランディングやマーケティングの知識をもっていると、企業がイメージしているターゲットの把握やどんな写真を撮ればユーザーの心を動かすのかをイメージすることができる。

そうすることで企業との信頼関係が築けて、より価値のある写真を企業に提供することができる。

つまり、写真家としての仕事に繋げるには【撮影技術×ブランディング×マーケティング】の知識をもつと、写真の仕事に繋がると言うことである。

ユーザーはクリエイティブ目線で見る

近年、SNSが日常化してきたことで、ユーザーはクリエイティブ目線で商品やサービスを選んでいると感じているのは僕だけだろうか。

SNSを見ていると、おしゃれな画像をアップしている人も増え、コメントもオリジナリティーがあり、投稿のクオリティーがどんどん上がってきている。

それに企業がSNSで商品を紹介すれば、フォロワーもクリエイティブ目線で評価をしている。

今の時代は商品の紹介をする場合、ただオシャレな写真を公開してもユーザーの心には響くことができない。

ユーザーは、サービスや商品の見えない背景にある「ストーリー」に興味をもつ。

まさに「アート作品」のようにタイトルやキャプションをつけて、企業の想いや制作過程を発信していくことが、ユーザーにサービスや商品に興味をもってもらう方法ではないだろうか。

最後に

今回は、写真家として個人に写真を提供すればいいのか、企業に写真を提供する方がいいのか、アート写真家として活動5年目を迎えた僕の感じたことを伝えてきた。

企業のように目的が明確になっていると、どんな写真を撮ればいいのかのイメージもハッキリしてくるので、仕事として考えているなら企業と仕事をすることをメインに考えた方がいいだろう。

ただし、写真家は依頼された写真を撮るだけではなく、企業の想いをイメージして、その先にいるユーザーが行動につつせる写真を提供することが必須になってくる。

写真家も、ブランディングやマーケティングの知識をもっていれば、企業との信頼関係を築くことができて、長期的な依頼へと繋がるだろう。

最近のユーザーは、SNSの影響で「クリエイティブ目線」になってきているので、インパクトのある写真よりも、ストーリーが感じられる写真を撮る技術も必要になってくる。

写真家が仕事に繋げるために必要な考え方とは、企業の先にいるユーザーが使用(利用)しているイメージができて、「今の自分にとって必要だ」と感じてもらえる写真を撮ることだと思っている。

写真撮影費用の目安

京都のアート写真家リョウの撮影費用の目安は下記のようになっています。小規模事業者様に向けた撮影サービスをメインに、ホームページ制作に使用する写真素材、プロフィール写真、商品写真、イメージ写真など、写真撮影だけではなく運営に向けたご提案もいたします。
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