京都北山で雨の日のシネマティック写真を撮る

雨の日

2024年に入って久しぶりの作品撮り。

モデルと作品撮りをするのは、2023年11月以来ではないだろうか。

現在は「リョウさんの写真が好きだ」と言ってくれる人も増えて、仕事にもつながるようになってきた。

例えば、以前に当サイトで紹介したこちらの記事のように、ペットとの思い出を作るために撮影を依頼されることもある。

今回の作品撮りのテーマは、アパレル撮影を意識した写真でさらに僕らしい世界を掛け合わせた作品撮りだった。

モデルは現役大学生の『Chisa』さん

今回、作品撮りのモデルとなってくれたのは、東京で俳優を目指す『千紗』さん。

大学のサークルで演劇役者として活動し、2023年に当サイトの『作品モデル募集』を見て応募してくれた人。

初めて千紗さんと作品撮りをしたのは、2023年11月の大阪淀川河川敷だった。

小柄で可愛らしいという印象があるが、作品撮りが始まると表情が切り替わり、役者らしさを感じさせてくれた。

そんな演技派モデル千紗さんと、京都北山の鴨川沿いで『雨の日×シネマティック×アパレル撮影風』をテーマに作品撮りをした。

作品撮りのテーマは「アパレル撮影」

これまで僕は、企業にアピールするための写真撮影をしたことがなく、どちらかというと、アートとしての作品撮りが多かった。

アート写真を意識する理由は、アート活動をしていたスキルを活かしたかったこと、『写真家』という大きな市場の中で差別化をするたである。

しかしながら『アート写真家』に固執しすぎると、観る分にはいいが、実際に「アートな写真撮影をお願いしたい」とならないのが現状だ。

「商業的な写真も撮れるようにならなければ」

と思ったことがきっかけで、今回『アパレル風』というテーマに絞って、アート写真の違いを研究することにした。

撮影した写真を公開

今回は少しテイストが違うかもしれないが、『アパレル風』を意識した写真を公開しておこう。

商業写真の経験はほとんどないが、僕なりにイメージした『アパレル風』だ。

そして、写真業界の市場で差別化をするために、僕の得意な『雨の日』と『シネマティック』の要素を入れてみた。


【写真①】
京都北山で作品撮り

僕の中でのアパレル撮影のイメージは、ファッションと背景のバランスを違和感なく自然に撮ること。

日常的な世界観を出すため、レンズは50mm単焦点レンズを使用している。


【写真②】
京都北山で作品撮り

衣装については、さりげなくアウターの裏地を見せたり、手で持ち上げて生地の薄さを強調したり。

「この衣装欲しい」と思えるような感覚をイメージして、モデルから少し離れて背景に馴染むように撮る。

これが、結構難しいことがわかった。


【写真③】
京都北山で作品撮り

時にはブーツとスカートのバランスをアピールしたり。

ここまで近づくと、スカートの生地や模様が少しわかる。


【写真④】
京都北山で作品撮り

少し遠目で撮って、雨の日にこの衣装で出かけるならどんな組み合わせが、オシャレに見えるのかをイメージしたり。

赤い傘をさして、メリハリのあるファッションをアピールしたり。

赤い傘を使って撮影すると、被写体に目が行くので、ワンポイントに使うには効果的だ。

それに、僕が憧れているニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターの影響もあって、赤い傘は雨の日の撮影の必需品になっている。


【写真⑤】
京都北山で作品撮り

手元にズームして、アクセサリーをさりげなく見せる構図。


【写真⑥】
京都北山で作品撮り

このアングルも僕は好きで、ブーツを見せたい時によく使うアングルだ。

この撮り方をする場合は、階段のように段差がある場所や、坂になっている場所が適している。

このアングルで撮る場合、モデルの目線は体と逆の方を向いてもらうこと。そうすることで、首元が伸びたラインがより「シュッ」と細く見える。


【写真⑦】
京都北山で作品撮り

この構図は、アパレル雑誌で見た記憶がある。

このアングルも、ブーツをアピールしたい時に使うと効果的かもしれない。

撮りながら、モデルと一緒にポージングを考えるのも楽しいものだ。


【写真⑧】
京都北山で作品撮り

ラストは衣装の全体のバランスを意識した写真。

アウターのポケットに手を入れて、少し左右に広げてもらうだけで、アパレルっぽさがでる。


こうして自分なりにイメージしたアパレル風を、モデル千紗さんの表現力と合わせて作っていくと、自分でも驚くほど「こんな世界観も撮れるんだ」と新しい発見がある。

モデルと共に価値のあるシネマティック写真を撮る』これが僕の作品撮りの理念。

そして今回のアパレル風写真にも、僕らしい「ほんのり暗めで映画のワンシーンのような写真」を意識している。

このように全てを掛け合わせることで写真家リョウらしく、他の人には撮ることができない独自性のある写真が生まれる。

もちろん、僕一人のアイデアでは作ることができない世界観で、モデルの表現の力のおかげでもある。

これまでに17名のモデルと作品撮りをしてきたが、どのモデルさんも独自の表現力をもっている。だから僕は、モデルに恵まれているのかもしれない。

そんなモデルの方と撮った、『静けさ』をテーマにした作品たちを、ポートフォリオサイトで公開しています。

写真家リョウの
ポートフォリオサイト

忙しない日常に、ほんの少しの静かな時間。

色のない日常の街は、心に『余白』をつくります。

静けさ、余韻、余白のある写真。その一枚一枚が、あなたの心の中の静けさを映し出します。

その世界を、作品ギャラリーでゆっくりとご覧ください。

そっと、静かな余韻の中へ。

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