モデルは現役大学生の『Chisa』さん
今回、作品撮りのモデルとなってくれたのは、東京で俳優を目指す『千紗』さん。
大学のサークルで演劇役者として活動し、2023年に当サイトの『作品モデル募集』を見て応募してくれた人。
初めて千紗さんと作品撮りをしたのは、2023年11月の大阪淀川河川敷だった。
小柄で可愛らしいという印象があるが、作品撮りが始まると表情が切り替わり、役者らしさを感じさせてくれた。

そんな演技派モデル千紗さんと、京都北山の鴨川沿いで『雨の日×シネマティック×アパレル撮影風』をテーマに作品撮りをした。
作品撮りのテーマは「アパレル撮影」
これまで僕は、企業にアピールするための写真撮影をしたことがなく、どちらかというと、アートとしての作品撮りが多かった。
アート写真を意識する理由は、アート活動をしていたスキルを活かしたかったこと、『写真家』という大きな市場の中で差別化をするたである。
しかしながら『アート写真家』に固執しすぎると、観る分にはいいが、実際に「アートな写真撮影をお願いしたい」とならないのが現状だ。
「商業的な写真も撮れるようにならなければ」
と思ったことがきっかけで、今回『アパレル風』というテーマに絞って、アート写真の違いを研究することにした。
撮影した写真を公開
今回は少しテイストが違うかもしれないが、『アパレル風』を意識した写真を公開しておこう。
商業写真の経験はほとんどないが、僕なりにイメージした『アパレル風』だ。
そして、写真業界の市場で差別化をするために、僕の得意な『雨の日』と『シネマティック』の要素を入れてみた。
【写真①】
僕の中でのアパレル撮影のイメージは、ファッションと背景のバランスを違和感なく自然に撮ること。
日常的な世界観を出すため、レンズは50mm単焦点レンズを使用している。
【写真②】
衣装については、さりげなくアウターの裏地を見せたり、手で持ち上げて生地の薄さを強調したり。
「この衣装欲しい」と思えるような感覚をイメージして、モデルから少し離れて背景に馴染むように撮る。
これが、結構難しいことがわかった。
【写真③】
時にはブーツとスカートのバランスをアピールしたり。
ここまで近づくと、スカートの生地や模様が少しわかる。
【写真④】
少し遠目で撮って、雨の日にこの衣装で出かけるならどんな組み合わせが、オシャレに見えるのかをイメージしたり。
赤い傘をさして、メリハリのあるファッションをアピールしたり。
赤い傘を使って撮影すると、被写体に目が行くので、ワンポイントに使うには効果的だ。
それに、僕が憧れているニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターの影響もあって、赤い傘は雨の日の撮影の必需品になっている。
【写真⑤】
手元にズームして、アクセサリーをさりげなく見せる構図。
【写真⑥】
このアングルも僕は好きで、ブーツを見せたい時によく使うアングルだ。
この撮り方をする場合は、階段のように段差がある場所や、坂になっている場所が適している。
このアングルで撮る場合、モデルの目線は体と逆の方を向いてもらうこと。そうすることで、首元が伸びたラインがより「シュッ」と細く見える。
【写真⑦】
この構図は、アパレル雑誌で見た記憶がある。
このアングルも、ブーツをアピールしたい時に使うと効果的かもしれない。
撮りながら、モデルと一緒にポージングを考えるのも楽しいものだ。
【写真⑧】
ラストは衣装の全体のバランスを意識した写真。
アウターのポケットに手を入れて、少し左右に広げてもらうだけで、アパレルっぽさがでる。
こうして自分なりにイメージしたアパレル風を、モデル千紗さんの表現力と合わせて作っていくと、自分でも驚くほど「こんな世界観も撮れるんだ」と新しい発見がある。
『モデルと共に価値のあるシネマティック写真を撮る』これが僕の作品撮りの理念。
そして今回のアパレル風写真にも、僕らしい「ほんのり暗めで映画のワンシーンのような写真」を意識している。
このように全てを掛け合わせることで写真家リョウらしく、他の人には撮ることができない独自性のある写真が生まれる。
もちろん、僕一人のアイデアでは作ることができない世界観で、モデルの表現の力のおかげでもある。
これまでに17名のモデルと作品撮りをしてきたが、どのモデルさんも独自の表現力をもっている。だから僕は、モデルに恵まれているのかもしれない。
そんなモデルの方と撮った、『静けさ』をテーマにした作品たちを、ポートフォリオサイトで公開しています。
写真家リョウの
ポートフォリオサイト
忙しない日常に、ほんの少しの静かな時間。
色のない日常の街は、心に『余白』をつくります。
静けさ、余韻、余白のある写真。その一枚一枚が、あなたの心の中の静けさを映し出します。
その世界を、作品ギャラリーでゆっくりとご覧ください。
そっと、静かな余韻の中へ。


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