おすすめ撮り歩きスポット | 大阪府枚方市にある「山田池公園」を撮り歩きした感想

大阪に撮り歩きをする場合、中崎町、中津の阪急電車が走る高架下、中之島公会堂を思い出しますが、大阪でも自然が多くシネマティックな写真が撮れる場所も多くあります。

そこで今回は、僕が以前から気になっていた「大阪府枚方市の山田池公園」に写真撮り歩きをしてきたので、そこで撮影した風景写真と感想をお届けしようと思います。大阪へ行くことがあれば、ぜひ「山田池公園」の撮り歩きをしてみてください。

しかも、恋人と散歩するコースとしても広くておすすめなので、2人で1日をゆっくり過ごすこともできますよ。

山田池公園とは

山田池公園とは、大阪府枚方市にあるとても広い敷地に、大きな池、綺麗な花壇、竹林、ススキ、多い茂った森感がある、ゆったり過ごせる公園です。

僕が住んでいる京都府宇治市からだと、高速を使わずに車で「約40分」程で行ける公園。京都方面から枚方方面へのびる国道1号線をひたすら走り、何度か軽い渋滞にも巻き込まれましたが、それでも40分で到着できました。

山田池公園までのアクセス

僕は今回、大阪枚方市の山田池公園までは車で行きましたが、もちろん公共交通機関で行くこともできます

下記に山田池公園までのアクセス情報が見れるリンクを貼っているので、詳しくは山田池公園のサイトで確認してみてください。



電車で向かう場合

公共交通機関で行く場合は、京阪本線「枚方市」駅で下車、そして京阪バスで「出屋敷」バス停で降り、東へ200m歩くと山田池公園が見えてきます。

車で向かう場合

京都市内からだと、国道1号線をひたすら枚方方面へと走り「穂谷川橋」交差点を左折。次の信号を左折すると、山田池公園の駐車場が見えてきます。

駐車場

山田池公園には、第1駐車場(北側)と第2駐車場(南側)があり、第1駐車場には165台、第2駐車場には295台ほど停めることができます。ただし、春と秋の日曜日と祝日は、満車になる可能性が高いため、その場合は臨時駐車場を設けているようです。

駐車料金は有料で、山田池公園のアクセスページをご覧ください。

個人撮影なら自由に撮影できる

カップルならお互いを撮りあったり、彼女をモデルのように撮ったりして楽しむのは基本的には自由です。半日はデートを楽しむことができますね。

それに、山田池公園のホームページには『山田池公園での写真撮影・コスプレ利用のご案内』というページがあって、事前に連絡をすれば自由にポートレート撮影もできるようです(個人撮影の場合に限る)。

ただし、大掛かりな撮影機材を持ち込んでの撮影、商用利用を目的とした撮影の場合は、利用料や許可申請が必要になるので、気になったら事前に管理事務所へ連絡することをおすすめします。

山田池公園で撮った写真を紹介

今回僕は、車を第1駐車場にとめて山田池公園の山田池外周コースで風景を撮影しました。外周をまわるだけでも撮れるスポットがたくさんありました。

上記の写真に写っている看板にも書いてあるように、山田池の外周は「1800m」。写真を撮りながらだと、約1時間30分程で第1駐車場まで戻ってこれます。もちろん撮影の仕方や撮影する枚数にもよりますが、僕の場合は240枚撮影して1時間30分でした。

歩きながらというより、撮影ポイントで5分〜10分ほど立ち止まって撮影する感じ。

では、今回僕が写真を撮った「8つの撮影ポイント」を紹介するので参考にしてみてください。

撮影ポイント①春日小橋

山田池大橋の第1駐車場の到着してからまず最初に、駐車場から近い「春日小橋」という、小さな橋が見えてきます。ただ僕は橋を渡った、森感のある風景がとても気になっていたので、最初に春日小橋の周りを撮影しました。

今回の撮り歩きで使用したレンズは「85mmの単焦点レンズ」。なのでワイドな森感のある風景写真を撮らず、山田池公園の部分的な景色を撮影してシネマティック写真をイメージすることにしました。

撮影するときのポイントは、自然の光が幻想的に見える角度を探しながら撮ること。光と影のバランスを気にしながら撮影することで、ストーリー性のある写真になります。

撮影ポイント②枚方八景

次に撮影した場所は「枚方八景」という場所。広い山田池を一望できる休憩所のような場所で、そこから山田池を見ると青い空が池に反射して幻想的でした。

鴨の親子なのか仲間なのか、すごく気持ちよさそうに泳いでいる瞬間を撮ることもできますよ。

このような池の前で彼女を撮ると、アートのような写真を撮ることができるんです。

たとえば、以前に僕が京都の北山にある広い公園でモデルの方を撮影したこちらの写真のような感じの写真。

アート写真家リョウ ポートレート

この写真は今回と同じ「85mm単焦点レンズ」で撮影をしていて、絞り(F値)を開放の「F1.8」で撮った写真です。

このような写真が撮れると、彼女もうれしくなってSNSのプロフィールのアイコンにしてくれるかもしれませんよ。

撮影ポイント③観月提

そして次の写真は「観月提」というここも山田池が一望できる場所で、偶然にも岩の上で休憩している野鳥を撮ることができました。

こちらの写真は山田池ではありませんが、アスファルトに写る木の影がアートのように伸びていたので撮影。

写真のスキルを上げるコツは「光と影」のコントラストを意識すること。

たとえば、人物を撮影する場合に「光と影」のコントラストを強くすると、このような感じになります。

アート写真家リョウ シネマティック

アート写真家リョウ シネマティック

すごく極端な例ですが、光と影を意識することで写真がシネマティックになります。

撮影ポイント④色彩花壇

次に撮影した場所は「色彩花壇」。色とりどりな花が植えられていて、感情を揺さぶられるような「エモい写真」を撮ることもできます。

ちなみに「シネマティック写真」と「エモい写真」の違いについて、こちらの記事の中で語っているので、ぜひ参考にしてみてください。

背の高い「パンパスグラス」も植えられていて、青空と白い色したパンパスグラスは相性が良いです。

花を見ると安心感があって心が落ち着くのは、以下の幸せホルモンが分泌されるからなんです。

  • ドーパミン
  • オキシトシン
  • セロトニン

このような幸せホルモンが分泌されて、ストレスが和らいで幸福感を感じることができるからです。だから部屋に花を飾ると、気分が良くなって、モチベーションの維持にもつながるんですね。

撮影ポイント⑤クイーンズランド庭園

次の写真は「クイーンズランド庭園」という、童話に出てきそうな森感のある場所で撮影した写真です。

不思議の国のアリスに出てきそうは森の感じもあって、どこからか時間を気にするウサギが現れそうな世界です。

ちなみに僕は、ジョニーデップの『不思議の国のアリス(アリスインワンダーランド)』も好きですが、1999年に制作された『不思議の国のアリス(アリスインワンダーランド)』が好きで、森感のある写真を撮るときは、いつも不思議の国のアリスをイメージしています。

そういった意味もあって、ワイドで全体の森感を撮るより、ズームで部分的な写真撮ることが多いんです。そうすることで、映画のワンシーンのような写真を撮ることができるんです。

撮影ポイント⑥竹林

次に紹介する写真は、日本らしい竹林があったので、しばらくその竹林でいろいろな撮影を試してみました。

まずは竹の柵を奥行き感が出るように撮影。

この竹の柵の正式名称は「竹垣(たけがき)」といって、竹林ではイノシシの侵入を防ぐためにつくられたことから始まったそうです。

そして竹林を撮影。この時に意識したことは、竹の光の当たり方と背景に、ほんのり点に見える空を青く暗めに撮ること。

ISO100にして、露出補正を『−1〜2』下げて撮りました。

さらに光の当たる面と影の差をつくって、竹取物語のような世界観をイメージしています。

僕の写真撮影のテーマには「日本から見た美しい風景写真を伝える」というテーマもあります。

日本から見た美しい月の写真を撮ることもあれば、仕事の帰りに見た日本の秋の幻想的な夕暮れ写真を撮ることもあって、僕自身が心を揺さぶられたその風景を多くの人へ届けたいと思って、風景写真の撮影をしています。


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撮影ポイント⑦水辺広場

そして次の写真は、先ほどの展望スポットとはまた違った場所の水辺広場です。水辺広場にはいくつかベンチがあり、のんびりと山田池を眺めることができるので、のんびり休憩をするのにちょうど良い場所。

仕事で疲れたら、この山田池をワイドで眺めることができるベンチに座って、ゆったりした時間を過ごすことも大切ですね。

ここなら恋人とゆっくり話もできるし、長い時間一緒に過ごすことができるので、ぜひデートスポットの候補にしてください。

撮影ポイント⑧山田池大橋

次に写真を撮影したポイントは「山田池大橋」です。山田池大橋にくると、ススキがたくさんありましたが、季節的に枯れていました。

だけど僕は枯れたススキを撮るのも好きで、幻想的なアートな写真になるんです。

こうして枯れたススキを撮影していると、山田池に合流する川を何かの動物が泳いでいるのがみえたので、橋の上から撮ってみました。

野生動物ですが、気持ちよさそうに静かに泳いでいたので、そっと静かに撮影をしました。

山田池には野鳥や野良猫、野生動物が静かに暮らしています。人と同じように、暮らしの邪魔をされるとストレスを抱えて凶暴になったり弱ることもあります。

また、野生動物に餌をあたえると、公園内のゴミも増えてしまいます。なので野生動物を見つけたらそっと見守る程度にしましょうね。

最後に

今回は、大阪府枚方にある「山田池公園の撮り歩き」をするときのおすすめ撮影ポイントを紹介しましたが、いかがでしたか?

山田池公園は、個人撮影としてなら自由に利用することができますが、商用利用や大掛かりな機材を使用する場合は、利用料や許可申請が必要になります。

もし、ご自分の撮影が商用に当たるのかわからない場合は、管理事務所に相談するようにしましょう。



それと、たとえ個人撮影であっても、他の人の邪魔になる撮影や他の人が写り込んでいる写真を無断で使うのは、法律上禁止とされています。

個人撮影であっても、撮影するポイントを決めたり、人の多さを確認したり、撮影許可が必要な場所なのかを、事前に下見(ロケハン)をすることが大切です。

くれぐれも、自分の勝手な想いで撮影をしないように気をつけましょう。


山田池公園
所在地 〒573-0167 枚方市山田池公園1-1
ホームページ 山田池公園HP
駐車場 第1駐車場(165台) / 第2駐車場(295台)
電車で行く場合 京阪本線『枚方市』駅下車 → 京阪バス『出屋敷』バス停で降りてすぐ

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