【雨の日の写真撮影①】滋賀県琵琶湖の雨の風景がエモい世界だった

こんにちは、アート×写真家リョウ(@ryo_creativephoto)です。

当サイトで僕は何度か「雨の魅力」について語っていますが、特別「雨が好き」というわけではないんです。

デスクワークがメインの僕は、体を動かすことが少ないせいか、雨の日になると頭痛になりやすい体質。

だけど本格的に写真家として活動を始めてから、雨の日の写真が自分らしく表現できることに気づき、そこから雨の魅力にはまっていったというわけなんです。

そんな中、先日も「しとしと」と雨が降ってきたので、一眼レフを持って滋賀県の雨の風景を撮影してきました。

とくに、しとしと降る雨の中を歩くと、心がリラックスしますね。

今回から、雨の写真企画として「雨の日の写真撮影」シリーズもお届けしていこうと思います。

海外のようなエモい写真が撮れました

滋賀県は大津市、琵琶湖の周辺を走る「夕照(せきしょう)の道」と呼ばれている道路を車で走っていると、無料で停めることができる駐車場が何箇所かあります。

土日はグランピングをする人が訪れたり、マリンスポーツをする人が訪れたり、関西で自然に触れる場所として人気がある場所。

少しきになる場所があったので、僕もいくつかのポイントに車を停めて雨の日の写真を撮っていました。

まずは、こちらの写真。

雨の日 写真 coaフォト

まるで、海外映画に出てくる田舎道を歩いているような写真が撮れました。

肉眼で見ていると、他の景色が視界に入ってくるので海外のように見えなかったんですけど、写真というフレームにすると海外映画のような心が動かされるエモい写真になりました。

この時に使った一眼レフは「Canon 6Dと85mm単焦点レンズ」。

Canon6Dはフルサイズで85mm単焦点レンズとの相性もよく、雨の日の薄暗い環境でもストロボを使わずに明るく撮ることができる魅力的な組み合わせです。


※Canon 6Dに85mm単焦点レンズをつけた時の写真です。

85mm単焦点レンズは、モデルさんも喜ぶ「ポートレートレンズ」と呼ばれていて、背景に柔らかいボケ感を出すことができる人気のレンズです。

85mm単焦点レンズについては、こちらの記事で詳しく話しているので、ぜひ読んでみてください。

そして、当記事のサムネイル画像も同じ日に撮った写真ですが、こちらも海外にいるような写真になりました。

雨の日 写真 coaフォト

車で雨宿りして感じたエモい雫

少し雨が強くなってきたので雨宿りをするために車に乗り込んだ時、目の前のフロントガラスについた雨の雫が心の疲れをとってくれました。

雨の日 写真 coaフォト

僕が雨の日の好きなところは、ガラスについた雨の雫と、その横で雨が流れ落ちる瞬間が見れるところ。

雨の日に車のフロントガラスを見ていると「次から次に雨粒がつく瞬間」「雨粒が溜まって流れ落ちる瞬間」「雨粒がガラスに落ちる音」を聞いていると、心がどんどん楽になるんです。

もちろん車を走らせる時はワイパーをつけて走りますが、パーキングに停めている時間は、雨の雫を眺めていることが多いです。

この時も少しの間フロントガラスについた雨粒を眺めていたのですが、その時の感情を持ち帰るために写真に残すことにしました。

雨の日に遠くに見える何か

雨粒の魅力を堪能した僕は、30分ほど車を走らせて琵琶湖の畔と並行している道路に出ました。

ここは仕事の出向先へ行く時によく通る道で見慣れているはずですが、気分が変わると見慣れた風景も違って見えてきます。

ちょうど車を1台分停めるスペースがあったので、車を停めてワイドな琵琶湖を眺めてみました。すると遠くに見える何かが「ポカン」と浮いています。

雨の日 写真 coaフォト

僕なりに考えてみたんですけど、これは琵琶湖の水位や揺れを計測する機械なのでしょうか、遠くに「ポツン」と浮いている姿が可愛らしく見えたので、写真に撮りました。

この構図は僕が好きな構図で、余白を広く使って被写体を小さくする構図。僕はこう言った構図のことを『ちょこん。の構図』と呼んでいます。

『ちょこん。の構図』については、こちらの記事で詳しく話しています。

でも、琵琶湖って広いですね。琵琶湖は滋賀県の6分の1を占める広さで、現在の観測では「670.4k㎡」あると言われていて、車で時速60kmで走った場合、1周4時間かかる計算になります。

日本では最大の面積がある琵琶湖を見ていると、まるで海のように見えてきますね。

雨粒のついた松の木がエモい

雨の日にしばらく琵琶湖の畔を歩いていると、ちょっとしたものがエモい写真になります。

例えば、こちらの雨粒がついた松の木の写真。

雨の日 写真 coaフォト

小さく丸い雨粒と松の木の葉(針)に部分に心が動かされて、エモい写真になりました。

意外と身近な場所に、こう言ったエモい世界があるので、それを探すのも雨の日の撮り歩きの魅力。

写真撮り歩きをする効果は、まわりをよく観察するようになるため、仕事のアイデアが浮かんだり、世の中の流行りに敏感になったりするので、とても意味のある行動だと僕は思っています。

雨の日に枯れ木をアートに撮る

雨の日の薄暗い感じは、枯れ木がとてもアートに見えるんです。例えば、こんな感じ。

雨の日 写真 coaフォト

この場所も琵琶湖の畔ですが、周りに何もない場所で背の高い枯れ木が1本ありました。

僕は映画の「不思議の国のアリス」や「Big Fish」と言った、不思議な世界観のある映画が好きで、上の写真おような枯れ木を見るのが好きなんです。

とくに、雨の日の薄暗い環境で枯れ木を撮ると芸術的な写真になります。

今後、このようなアートな木の写真が増えてきたら、作品集にしようと思っているので、その時は改めてお知らせします。

雨の効果

最後に見ていただきたい写真は、何気なく道を撮った写真と、帰り道に滋賀の広大な田んぼにたまった水たまりに写る、空の光の写真。

雨の日は反射する光が弱いため、周りの景色がより綺麗に見えます。

上の写真は少し緑の彩度を上げていますが、この時、僕の中でイメージしてた雨の日の写真がこのような世界なんです。

緑があり、黄色があり、青色がある。反射する光が弱いと、それぞれの色の区別がはっきりするので、景色が晴れの日とはまた違った世界になります。

そこに「水」があるだけで、なぜか心がリフレッシュされた感覚になるのは僕だけでしょうか。

最後に

雨の日に撮り歩きをすることで、また違った世界を味わうことができるので、僕は雨の日の写真撮影が好きです。

もちろん体調を崩すこともあります。ですが、頭痛にならない時は、心をリラックスさせたり集中力をアップさせるために、写真撮り歩きをするようにしています。

とくに、しとしと降る雨の日の撮り歩きは、僕にとって自分らしい写真を撮ることができる、最高のシチュエーションです。

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