モデルを撮影するコツ。モデルによって撮影の仕方が変わる

1年で13名のモデルと約20回ほど撮影してきて、気づいたことがある。

それは、モデルによって撮影の仕方が変わると言うこと。

当たり前のことだけど、モデルにはそれぞれ得意な表現の仕方があって、そのモデルによって撮影の仕方を変えなければいけない。

今回は、モデルの表現の違いとそれぞれのモデルに合った撮影の仕方について語りたいと思う。

モデルは3つのパターンに分かれる

これまでに撮影をさせていただいたモデルを、大きく分けると次のような3つの表現パターンがある。

  • ポージングが得意なモデル
  • アカティフなモデル
  • 演技派のモデル

その違いを知れば、モデルと楽しく撮影をすることができるはず。

ポージングが得意なモデル

ポージングが得意なモデルは、シャッター音に合わせて次々とポージングをしてくれる人

このタイプのモデルは、アパレル系のモデルを経験していたり、企業モデルとしてスタジオ撮影の経験から、カメラのシャッター音に合わせて次々に静止してポージングをするのが得意な人。

撮影の仕方

ポージングに慣れているモデルを撮影する場合は、撮影1発目のポージングを指示してあげると、そのあとはモデル自身でシャッター音に合わせてポージングを変えてくれるので、1回1回止めてポージングを指示するより、モデルのリズムを崩さないように、ある程度撮り続けてあげる方がスムーズに撮影するコツ。

モデル : Renaさん

動きが得意なモデル

動きが得意なモデルの場合、シャッター音に合わせるわけではなく、撮影中はゆったりと風のように動き続けたり、その場で回りながら衣装に動きをつけたりして、動的な表現が得意なモデルになる。

撮影の仕方

動きのあるモデルを撮影する場合は、シャッタースピードを上げて撮れば被写体ブレを防ぐことができるが、せっかく動きが得意なモデルを撮影するなら、敢えてシャッタースピードを遅くして衣装のブレや残像を出すと魅力的な写真になる。

ファッション撮影と言うより、写真をアート作品として表現したい場合は、動きを得意とするモデルと撮影をするのがオススメ。

モデル : Akaneさん

演技派のモデル

演技派のモデルは、撮影テーマを伝えてその世界観を演じることが得意なモデル

例えば、雨の日の憂鬱な感情をテーマに撮影をする場合、どことなく寂しそうな表情をしたり、雨の日のその時の感情を上手に表現してくれる人。

以前に当サイトで紹介した、下記の記事のような世界を表現してくれるモデル。

撮影の仕方

演技派のモデルと撮影をする場合は、事前に撮影のテーマを伝えておくことが大切で、お互いのイメージを共有しておくことで、そのテーマに合った写真を作ることができる。

撮影するコツは、F値を「開放(F1.8、F2.8など)」で撮るより「絞り(F5.6〜F10)」気味で撮る方が、背景に馴染んでシネマティックで心が揺さぶられる写真を撮ることができる。

僕が撮影する写真の多くは、演技を得意とするモデルさんと撮影するシネマティックな写真である。

モデル : hachiさん

モデルを探す方法

モデルを探す方法はいくつかあるが、一番多いのがSNSDMから撮影依頼をする方法だろう。

ただし、モデルへSNSのDMを送る場合は「撮影させていください」の一言だけでは不安でしかないので、とくに最初のメッセージは慎重に考えなければいけない。

例えば、下記に「悪い例文」と「良い例文」を比べてみみるとわかりやすいだろう。

ー悪い例文ー
「初めまして、ぜひ写真を撮らせてください!」

このようなDMがきたらモデルはどんな想いをするだろうか?

おそらく「何の撮影?」「ギャラは出るの?」「どこで撮影をするの?」「衣装は?ヘアメイクは?」など、不安にしかならない。

ー良い例文ー
「【撮影についてのご相談】初めまして、京都でアート写真家として活動をしているリョウと申します。〇〇さんの投稿写真を拝見しましたが、どの写真も背景にとの違和感がなく写真全体がドラマを見ているような写真で心が惹きつけられました。僕は現在、映画のワンシーンのような写真で、その写真を見た人が未来のストーリーを想像する楽しさを味わえるような写真制作に取り組んでいます。それには写真家である僕のイメージだけでは不完全で、〇〇さんの表現をプラスすることで実現できると感じました。ぜひ、撮影についての条件などお伺いできれば嬉しいです。何か気がかりなことなどあれば遠慮なく言ってください。ご検討をよろしくお願い致します。京都のアート写真家リョウより」

このメッセージは、僕が実際にモデルにDMを送ったことがあるメッセージの一部で、少し硬い印象があるかもしれないが、意外と返信率が高い。

全てのモデルに上記の「良い例」を送っているわけではなく、モデルの投稿コメントを見てDMのメッセージ内容を変えている。

長文が苦手そうだと感じたモデルには、短く伝わる文章を意識したり、条件が多いモデルには「良い例文」より長い文章になることもある。

SNSでDMを送る時に大切なことは、、モデルに不安な気持ちをさせないこと。

これまで撮影をさせていただきたモデルはみんな、

「『ぜひ写真を撮らせてください!』の一言メッセージがくることがあるけど不安でしかない」

と話している。

まずはモデルが提示している撮影条件があればそれをよく読んで、その上で撮影に対する想いを伝えると初対面でも安心して撮影を受けてもらうことができるだろう。

最後に

今回はモデルは3つの表現パターンに分かれることと、モデルを探す方法について話してきた。

それぞれモデルの得意な表現パターンを知ることで、モデルとさらに楽しい撮影をすることができるし、完成した写真を喜んでSNSに投稿してくれるだろう。

SNSのDMを送るときは、簡単な一言メッセージを送るのではなく、写真撮影をする想いやモデルの条件について相談したりして、一方的な条件を提示しないこと。

そして、お互いのイメージを共有しながら何度かDMでやりとりをして、写真撮影をすれば、次も撮影をさせてもらうことができるだろう。


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