肌を突き刺すような冷たい風の吹く12月の後半。大阪天満橋で一緒に作品撮りをしてくれたのは、モデル『葵まりあ(@maria010____n)』さん。
現在は、舞台俳優をしたり、音楽活動をされていたり、ファッションが好きだと言う人で、定期的にモデル活動もされているため、その表情には自身がこれまでに過ごしてきた人生のストーリーが感じられる。
僕はとても運が良いと思うのが、これまで撮影をさせていただいたモデルさんは、みな独自の世界をもっていて、誰一人かぶった表現をする人がいないと言うこと。
そんな独自性をもっているモデルさんと作品撮りをすることは、僕自身の写真表現の勉強にもなる。
シネマティックな世界観
今回のモデル『葵まりあ』さんは、以前に大阪中津駅で雨の日に撮影をさせていただいたモデルさんでもあり、いつも過酷な環境の中なのにシネマティックな世界観を演じてくれる。
今回は、12月下旬で肌を突き刺すような寒い状況にも関わらず、舞台俳優としての魅力をだしてくれた。
使用した機材は、Canon 7D MarkⅡと50mm単焦点レンズ。
現在ではミラーレスを使う人が多い中、いまだにCanon 7DMarkⅡで撮る理由は、若干古めの質感が僕のシネマティックな写真に合うからだ。
そして使用レンズの50mm単焦点レンズは、僕が見た世界を違和感なく感じてほしい理由から、今でも使い続けている。
僕が50mm単焦点レンズを使い続けているこだわりについて、さらに詳しく下記の記事で紹介している。
1時間以内の作品撮りでも価値はある
年末が近いと言うことやモデルさんの体調を考えて、1時間の作品撮りを予定していたが、あまりの寒さと夕方からの撮影、川の畔でさらに冷たい風が服状況だったため、1時間以内に切り上げた。
それでも納得のいく写真を撮ることができたのは、モデルさんも良い写真を作りたいと思ってくれたからだろう。
暖かそうな衣装に見えるが、ダウンジャケットを着ている人が多い12月下旬の気温を考えると寒いはずなのに、穏やかな表情で撮る側にも温かみが伝わってくる。
1時間以内の作品撮りだったけど、とても価値のある作品撮りだった。
最後に
2024年の12月はとくに寒さを強く感じる日が多いが、それは残暑がしばらく続いて一気に冬が訪れたせいか、いつも以上に風が冷たく感じてしまう。
そんな過酷な状況でも良い写真を撮ることができたのは、モデルさんのおかげでもある。
作品撮りは、ただ女性を趣味で撮っているのとは違って、写真家にとってもモデルさんにとっても撮影実績を作るため、自分らしい世界観をアピールするための大切な活動。
そこで撮影した写真をポートフォリオサイトで公開することで、どんどん認知されるようになる。
写真家だけではなく、モデル、デザイナー、画家などが、個人でポートフォリオサイトもつことが重要性になるのは間違いない。
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